BlackBerryを電話として活用しつつ、パケット料金を下げるにはどうすればいいのか

PickUP

これまでBlackBerryの運用料金を下げる方法について色々と考えてきましたが、一応今回で最終回です。
これまで3回にわたっていろいろとエントリを書いてきましたが、やはりBlackBerryは電話で使いたい、という人は根強く存在しているようですねw

【第三回】Androidでテザリングして、BlackBerryをぶら下げることを考えてみた
【第二回】最近はBlackBerry Bold 9900+9790+Xperia Ray or Galaxy SIIを使っています
【第一回】無線LANアクセスポイントで複数台のスマートフォンを繋いでる人はBlackBerryを最安1300円ぐらいで運用できる(かもしれない)

かくいう私も実際のところメインの端末はフルでお金払うつもりで電話としても使っています。
また別途書きますが、BlackBerryはスマートフォンの中では電話としての使い勝手が非常にいい端末なんですよね。

というわけで、今回は電話として使いつつ、利用料金を下げるにはどうしたらいいかという事を中心に考えていきたいと思います。

ただし、今回は結構リスキーな内容になるので、普段にも増して自己責任でお願いします。

BlackBerryは3Gの通信を切ってWiFiだけでデータ通信を行うという事が出来ない

まず基本的な事ですが、現在日本で発売されているBlackBerry端末(Bold 9000、9700、9780、9900、Curve9300)はAndroidのように3Gのデータ通信を切って、WiFiだけで通信するという事が出来ません。
これは別に日本に限った話ではなく、そもそもBlackBerryの基本的な仕様のようです。

つまり、BlackBerryの場合はデータ通信に関する設定は大別すると以下の2つになります。

・3Gを切ってWiFiを使う。この場合電話もできなくなる。
・3G をオンにしてデータ通信をオフ。この場合電話はできるがデータ通信は一切できなくなる。(WiFi経由も含む)

なぜこんな仕様になったのか、簡単に私の推測を書いておきます。(あくまで勝手な想像です)

もともとBlackBerryって電話回線で通信して使う端末で、 WiFiをサポートし始めたのがごく最近の事です。
そのため、通信といえば3Gが主体で、WiFiはあくまでその補助的な位置付けで採用されたのではないかと考えられます。

つまり、今のようにユーザーがモバイルアクセスポイントを持ち歩いて一人一人がオレオレ基地局のようになるという事は想定していなかった。
しかしながら、これまではたぶんそれで問題なかったんだと思います。
通常の従量制であれば使った分だけの 課金となるので、BlackBerryのようにパケットを圧縮して通信を行う端末の場合、気をつけて使えばそれほどの料金にならないわけで、BlackBerryは用途を絞って使えばさほどお金のかからない端末というポジションであり続けることが出来るわけです。

しかしながら、docomoのように従量制をうたいながら実質は定額制とほぼ変わらないような料金体系というのは想定していなかったのでしょう。

BlackBerryはほかのスマートフォンと同列の課金がなされ、それでいて出来ることが非常に少ない不便な端末という扱いを受けています。

しかしながらこれは、実際のところdocomoの従量制時のパケット単価の値段設定がおかしく、正しい従量制になっていない事が問題なのですが・・・

というわけで、3Gのデータ通信を切った状態でWiFi経由で様々な機能を使えるようにするというのは今後のRIMの急務だといえます。
しかしながら出来ないからBlackBerryは駄目なんだ、というわけではない、本来おかしいのはdocomoの値段設定だという事も付け加えておきます。

BlackBerryで電話を使いつつパケット料を節約するにはどうしたらいいか

BlackBerryで電話を使いつつ、パケット料を節約する方法を考えると「通信をWiFiに通す設定ができるアプリケーションだけど使う」という方法が考えられますが、この場合使えるアプリケーションにはいろいろと制限が出ます。

たとえばRIM純正のtwitterやFacebookアプリは使えません。
設定項目がありませんから。

Facebookは代替案が思いつきませんが、twitterなどは「UberTwitter」などにはWiFiを使うという選択肢があります。
この場合通信を「DirectTCP」などにしておくと、勝手に3Gで通信もしません。

  

 

wordpressのクライアントもWiFiだけの通信が設定できます。

 

BeReaderも接続のタイプにWiFiが選択可能です。

 

EVERNOTEの設定可能ですね。

 

このように、WiFiに通信を限定できるアプリケーションだけを選んで導入します。

WiFiの設定が出来ないけれど削除することも出来ないアプリケーションはどうすればいいのか

メールやWebブラウザ等のアプリケーションは削除することもできません。
ブラウザはなるべく使わずに、たとえばテザリングしている場合などはAndroid端末を使うという方法があります。
またメールに関しては、BISにメールアドレスを登録しなければ通信はしません。

しかしながら、BlackBerryでメールをとらない、というのももったいない話です。

基本的にメールはテザリングなどでつながっていればWiFi経由で取るのですが、たとえばAndroidをかばんに入れたままトイレに行っただとか、そういうタイミングでメールが来た際に極力パケットの消費量を抑える設定をしておきます。

OS6の場合はメールのメニューから「オプション」で「メッセージ表示とアクション」を選択。
「本文自動取得」のチェックを外す。

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次にメニューから「メールの環境設定」を選択。
「画像を自動的にダウンロードする」のチェックを外します。

こちらはメールアドレスの分だけ全部設定します。

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OS5の場合はメニューから「オプション」で「全般オプション」を選択。
そこから「本文自動取得」を「いいえ」に変更すれば大丈夫そうですね。

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次にブラウザですが、Androidにテザリングで接続しているのであれば、基本ブラウザは使わないという運用が良さそうです。
Webを見るのはAndroidに任せておくとよいですね。

万一間違って、WiFiにつながっていない状態でURLを開いてしまった場合などに、パケットを消費しすぎないように画像を表示しない設定にしておくと良さそうです。

OS6の場合はメニューから「オプション」を選択して「画像をロード」のチェックを外します。
ついでに「埋め込みメディアを有効にする」もチェック外しときましょうか。

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OS5の場合はメニューからオプションで「画像を表示」「背景画像を使用」「埋め込みメディアをサポート」あたりのチェックを外しておきましょう。

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これだけ設定しておいて、テザリングしたAndroidなどに常にぶら下げて運用。
数日間はMydocomoなどで料金を確認しておけば、どんな感じかだいたいつかめるんじゃないでしょうか。

ただし、この方法は何か間違ってWiFiをつかんでいない状態で大量に通信してしまうと即アウトなので、パケホーダイなどはちゃんとつけておきましょう。

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