BlackBerryKEYoneについて取り扱っているブログやニュースなどを集めてみました。
個人的にはCNETとEngadget、週アスあたりがいい記事書いていると思います。
cnetによるKEYoneインプレッション記事。
キーボードを実際に触った感想や、アプリ割り当て可能な「Convenience Key」の紹介など、なかなかの良記事と言えます。
トバログによるKEYoneが欲しいと思った理由などが掲載された記事。
こちらは実際に触ったわけではなくスペックなどを見ての感想になりますが、好意的な意見で読んでて嬉しくなります。
EngadgetによるKEYoneに関する記事。
スペックの紹介と併せて、35分で50%充電可能なバッテリーの機能紹介など、読みごたえのある内容になっています。
LTE Band 19にも対応している事から日本での発売も期待が高まるなど、色々と深い考察が面白いです。
マイナビによるKEYone紹介記事。
なかなか頑張っている記事だと思いますが、指紋認証が「SHIFT」キーに付いているという記載が色々台無しな感じです。
テッククランチによるKEYone発売に併せた、BlackBerryの歴史を少しだけ軽くなぞったような記事。
どちらかというとKEYoneはほとんど関係なく、BlackBerry社の新しい試みのスマホが発売されるよ、ふーん、みたいな記事ですね。
週アスによるKEYone紹介記事。
キーボードの操作性について触れている貴重な記事です。
しっかりと押せる良好なキーだそうです。
スラドによるKEYone紹介記事。
こちらは一通りリリースをなぞっただけの内容です。
高すぎるという意見があるよと書いています。
デジモノステーションによるKEYone紹介記事。
好意的な内容なのですが、Snapdragon 625搭載の端末を十分なハイエンドと表現してはいけないと思います。
ウェルテによる国内販売の予約受け付けのお知らせです。
輸入になるので当然と言えば当然ですが、2万ほど高いです。
私はよそで買う予定です。
ギズによる恒例の、憶測と邪推によるBlackBerry誹謗中傷記事。
触ってもおらず、他人の言った事でよくここまでBlackBerryを悪く書けるなぁと呆れてしまいます。
こういう記事を平然と載せちゃうという事は、他の記事のクオリティも推して知るべしという事ですね。信憑性などは気にしないでただのゴシップ記事として楽しむのが良さそうです。
こうして見ると「高い」という意見が若干目に付きますが。
キーボード搭載端末という物理的な理由以外にも、毎月のセキュリティアップデートや、BlackBerry製のアプリなどにどこまで価値を感じるかという点で評価は結構分かれると思います。
確かにCPUはSnapdragon 625というミドルレンジのCPUを搭載しています。
このCPUはアウトオブオーダー非対応の並列処理がさほどうまくないCPUなので、重たい処理とかバリバリさせるという用途には不向きだと思います。(その代わりGPUが最新なのでグラフィック関係が結構強いかも、と期待出来そうですが)
ちなみにCPUの性能についての興味がある人はこちらを参照。
最近の、ハイスペック端末に搭載されているCPUといえばSnapdragon820ですが、高速ながら放熱用のヒートパイプなどが必須の爆熱CPUですし、それに比例してバッテリーの持ちも非常に悪いと言われています。
例えばGalaxy S7などでは自社CPUのExynos 8890を積んだS7と820を積んだS7を比較した場合、バッテリーの持ちに1.5倍近くの差がついたという話です。
この時期のハイスペック端末といえばこの後継であるSnapdragon835あたりを積む事になるわけですが、こちらはバッテリー消費が25%効率化されたと聞きますが、元が元だけにやっぱりあまり電池に優しくないCPUになっています。
Snapdragon 625はバッテリーに優しいCPUという噂も聞きますので、大容量のバッテリーと併せて長時間の駆動時間が期待できそうで、KEYoneにバリバリゲームなどを求めていない、どちらかといえば利用頻度は高いけどバッテリーが一日持って欲しいという要望が大きい私としては、個人的にはSnapdragon 625で良かったなと思っています。
で、こういうミドルスペックのCPUを搭載している端末なら2~3万でゴロゴロあるわ、というのがKEYoneを高いと叩いている連中の言い分なのですが、そういうゴロゴロある端末に対しても、どれだけの端末にキーボードが搭載されているのか、どれだけの端末にきちんと例月のセキュリティアップデートを行っているのか。
などをきちんと考慮にいれる必要があると思います。
スマートフォンの価値って、別に価格だけじゃないですからね。
以前も書きましたが、ハードウェアキーボードにも魅力を感じない、作ったら作りっぱなしでセキュリティ的にもほったらかしにされている端末で十分だという人、そういう人たちはゴロゴロ転がってる有象無象の端末を買えばいいと思います。
でも、きちんと作ってこれからメンテナンスもきちんとしていくよ、と考えている端末としてはミドルクラスといえど5~6万というのは決して高い値段ではないと思います。
安く作ることを目的に作られた端末と、きちんと丁寧に作って長く使わせることを目的にした端末を同じ土俵で比べて石を投げ、丁寧に作られた端末を市場から追い出すようなまねはしてはいけないと思うんですよね。
また、世の様々なメディアも高いって意見がありますよとか言ってるだけじゃなく、何故高いのかとかきちんと考察して欲しいと思います。
本来セキュリティ的な部分って、価格の担保としてトレードオフして良い部分じゃないはずなんですよ。
世のメディアはそういう大切だけどユーザーがきっちりと認識していない部分を啓蒙していかないと、そのうちセキュリティアップデートしてもらえるのはハイスペック端末だけとかいう事態になりかねないと思います。
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