BlackBerry KEYone の日本語入力を試してみる その2 Atok(日本語入力システム) 色々追記

BlackBerry KEYone

BlackBerry KEYoneの文字入力機能を紹介する第二段、今回はAtokです。

Atok

Atokは昔からPCはもちろんスマートフォンやPDA向けに提供されていた日本語入力システムです。

microsoftがかつて出していたWindowsCEという組み込み式OSを採用したPDAやPocketPC、WindowsMobile(今のようなパネルのUIを採用する前のもの)など用にもリリースされていました。

そしてもちろんAndroid向けにもリリースされています。

日本語変換のON/OFFはalt+spaceで行います。

変換効率も良く、作法も日本語入力の基本を外していないので、使っていて違和感も無い感じなのですが、KEYoneで使うには大きな問題があって、現状ではソフトウェアキーボードが表示されない感じです。

キーボード表示に関しては2ヶ所設定ヶ所があり、両方をキーボード表示する設定にしたのですが、それでも表示されません。

文字入力領域をタップするとキーボードは表示されるのですが、いざ文字を入力するとキーボードが非表示になります。

キーボード非表示の何が困るかというと、KEYoneにはタッチパッドが装備されておらず、Atokはキーボードスワイプ機能にも対応していないため、ソフトキーボードの左右キーが使えない場合、変換文字列の文節を変更出来なくなるんですよね。

こんな感じで、文節に不満がある場合に変更できない、というのがとてつもなく困ります。

そのため、現状では素の状態のAtokは入力ソフトの候補には入りません。

今後ソフトキーボードが表示されるようにアップデートされたら改めて紹介したいと思います。

Layout for KEYoneという選択肢

と言っていましたが、Layout for KEYoneがリリースされてそのあたりの問題は改善されました。(ソフトウェアキーボードが表示されないのはそのままですがそれでも困らなくなった)

Layout for KEYoneはKEYoneのハードウェアキーボードのキーマッピングを変更するアプリです。

起動すると特定のキーマッピングが適用されるタイプのアプリで、ユーザーが自由にキーマッピングを変更できるタイプのアプリではありません。

起動方法はアプリを起動してATOKを選択、キーボードレイアウトで_for ATOKを選択するとデフォルトのレイアウトに変更されます。

Layout for KEYoneを利用することで、0キーが左に、symキーが右の方向キーに変更されます。(それぞれ0はalt+0、symはalt+sym)

これによって左右キーで変換候補の文節を変更することが出来ます。

さらに左shiftをCtrlキーに割り当てる機能も付いているので、Ctrlを使った様々なショートカットにも対応します。

Ctrl+POIUで変換候補をローマ字、半角、カタカナ、ひらがなに変更可能。

さらにCtrl+ZXCVでやりなおし、切り取り、コピー、はりつけという操作が可能です。

これだけで文字入力効率は大きく向上します。

そして$キーが長音に変更になります。
これでワンタッチで長音の入力が可能になります。

altが残る問題(alt+spaceで日本語入力を切り替えるとaltキーが残ったままで次に入力する文字が記号になる)など若干の問題はまだありますが、個人的にその辺りは我慢できる範囲だと思っています。(買い切りではなくpassport版だとこの問題は再発しないとの情報をコメント欄でいただきました)

個人的には買い切り版をすでに購入している身ですし、文字入力はこのAtokはかなり有力な候補だと思っています。

ちなみに長音の置き換えに不満(長音を$ではなく従来通りalt+iで入力したい)がある場合は、Layout for KEYone起動後ATOK→BlackBerry Layout for ATOKを選択すれば、長音が置き換わってない状態のレイアウトに変更されます。

私はもう$で長音の快適さになれちゃいましたけどねw

コメント

  1. J より:

    symキーを押せばソフトキーボードが出てきますので、私はそれでカーソル移動をしています。
    普段は非表示の方が画面が広く使えるのでこの方法で気に入っています。
    しかしどうにも不便なのが日英切替の際、日から英にしたときaltがロックされたままになり記号等が入力されていますのをどう回避させようか方法を試しています。

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