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私のモバイル遍歴 その3 iPAQシリーズ

      2018/11/02

きっと需要はほとんどない、私のモバイル歴について色々と振り返っているこのコーナーですが。

今回はiPAQのシリーズについて紹介します。

iPAQというのは、かつてCompaqという会社がリリースしていたPDAです。

白金カイロのようなその外見ですが、ジャケットシステムという当時からしたら画期的なシステムを採用した、革命的モデルでした。

iPAQの初期モデルであるH3630は2001年の4月頃発売、カードスロットなどが付属しない、拡張性のほぼ無い形状でした。

当時拡張スロットといえばCF(コンパクトフラッシュ)スロットが一般的でした、CFカードは今のSDやmicroSDなどと比べると非常に大きく、搭載するとそれだけで本体が大きくなっていました。

また、当時のPDAはカメラを搭載しておらず、音楽や動画といった外部リソースを読み込む以外は、あまり大容量のデータを利用するというケースは少なく、CFカードスロットはどちらかといえば、それこそ拡張(WIFIカード、GPSアダプタなど)のために使うという用法がメインで、必要ない人には必要ないスロットでした。

そこでiPAQはCFスロットの採用をやめ、あえて拡張スロットを設けないことで小型化を図ったわけです。

では、CFカード類は一切扱えないのかというとそうではなく、そのために開発されたのがジャケットシステムです。

ジャケットシステムとは、拡張機能を外付けのジャケットで賄うというシステムです。

ジャケットにはCFスロットを搭載したもの、PCカードスロットを搭載したもの、CFスロットを2個搭載したもの、WIFI機能を搭載したものなど、様々なタイプが準備されており、利用者はこのジャケットを買い換えることで、様々な拡張性能を利用することが出来る、というものでした。

今のモトローラのMotoシリーズみたいなコンセプトですね。

というかMotoシリーズがこちらを真似たというのが正しいかもしれません。

また、このジャケットシステムですが、確かCompaqがリリース時に、iPAQの新機種をリリースしても何代かは引き続き対応する、という事を約束したんですよね。

それによって周辺機器メーカーが参入して、色々なジャケットが発売されたのを覚えています。

当時としては非常に画期的で、1万円ぐらいの追加投資で色々な拡張性を手に入る事が嬉しくて夢のようで、さほど使いもしないのに色々と買ってはニヤニヤしていました。

しかしながら、初代iPAQは割り切りが過ぎていたせいか、何をするにもジャケットを付けて、それによって本体が大きくなるという問題と、CFスロット省いた割には本体小さくないという問題があり日本ではこの初代iPAQとジャケットシステム、一部を除いてさほどブレイクしなかったように記憶しています。(初代iPAQに至ってはCFスロットジャケットが付属していたような記憶が…)

それでも私はiPAQ本体の非常にキビキビとした動作とこのジャケットシステムというコンセプトが気に入り、当時のPDA仲間とこんな活用本まで書かせていただきました。

そしてその後、後継機のiPAQ H3850が2002年3月頃に発売された時に運命の出会い。

外付けキーボードと出会ったのでした。

恐らくこれが親指入力の物理キーボードとの出会いでした。

たしかこの前後ですよね、CompaqがHPに買収されたのって。

それはさておき、当時縦型QWERTYキーボード搭載といえばザウルスのMI-E1あたりが有名で、しかしながらザウルスは電子手帳でしょ?という偏見を持っていた私は頑なにそちらへはなびかず、PocketPC系の端末ばかりを購入していたのですが…

そんな私にとってこの出会いは衝撃でした。

あれから縦型QWERTYへの憧れがはじまった気がします。

そして周辺機器は海外ではこんな物まで発売されており、こちらをPDA、スマホ関連商品の通販サイト老舗だった、pocketgamesさん(現在は閉店しています)で取り寄せてもらったりしていました。

思えば館長の平野さんとの出会いもiPAQのジャケットが縁でしたね。

当時CFジャケットが大きいという不満を持っていたのは日本のユーザーだけではなく、世界的に皆不満を持っていたらしく、既存のジャケットの不要な部分を削ってしまってスリムにしようという動きがあり、そうして出来たのがとてもスリムなCFジャケット、SilverSliderでした。

なぜSilverかというと削って形成したジャケットをiPAQの外見に合わせて銀色に塗っていたから。

当時は通販業務などやっておらず、個人で輸入した製品を見せびらかすだけのblogだったpocketgamesさんでしたが(もっと以前、初期は海外のゲームなんかを紹介するblogだったと聞いています、だから名前がpocketgames)見せびらかされたSilverSliderがどうしても欲しかった私は、平野さんに売ってくれとメールしたんですよね。

そしたら返事が帰ってきて「飲み会に呼んでくれたらあげます」もちろん呼びました。

その頃は地元でPDAが好きな有志を募って飲み会ばっかりやってたのですが、そちらに参加していただき、それ以来のお付き合いでした。

話は戻ってその後、Compaqは2002年の9月頃にジャケットに対応した最後のモデルiPAQ H3950を発売しました。

当初の約束通り三世代にも渡ってジャケットコンセプトを踏襲し続けていたのですが、ユーザーとしてはよくやった!さすがやで!というよりは結構複雑な思いがありましたね。

H3850とH3950とでは発売時期に半年ほどしか間がなく、ジャケットをサポートする三世代の端末の発売時期はトータルで約1年半程度しか期間が空いていないんですよ。

誰が見てもCompaqは早くジャケットコンセプトを終了させたかったんだろうなという印象しか受けなかったんですよね。

ジャケットコンセプトが終了した理由としては、PDA関連の技術の進歩に伴い、SDカードスロットなどを内蔵したモデルでも従来のiPAQより小さいものが作れるようになっていたこと。
逆に本体をジャケットのサイズに合わせる必要があるため、いつまでも本体のサイズが同じで代わり映えのしないものを出さなければいけない、などの制約があったからだと思われます。
また、Bluetoothが内蔵されたことにより、拡張は無線で行う時代がやってきた、というのも理由の一つかもしれませんね。
さらにいうとCompaqがHPに合併されてしまい、方針が変わったという可能性もあります。

頭ではわかっていましたし、たしかにジャケットは邪魔くさいのですが、なんだか寂しかったのを覚えています。

その後もiPAQは順調に色々なモデルが発売され、隠れた名機h4150が2004年1月に発売、最上位機種ながら何故かおかしなタッチパッドを搭載したhx4700などが2004年5月に発売されました。

このあたりのモデルには外付けキーボードが周辺機器として用意されていましたね。

h4150はそのデザインの美しさに惚れ込んだ一台です。

初期iPAQの雰囲気もありつつ洗練された感じがすごく良かったです。

hx4700は当時の最上位機種のiPAQ。

でしたがこれまでの方向キーを廃止してまともに動かないタッチパッドを採用したという謎仕様でした。

しかしながら、ハイスペックゆえの動作の軽快さ、CFスロット、SDカードストットを兼ね備えた拡張性の高さ、キーボードを付けた際の操作性の良さなどからかなり気に入って活用した端末でもあります。

キーボードを付けた状態で液晶カバーが閉まるように純正の液晶カバーを切って工作とかを行った初めての機種でもありますね。

ここで忘れてはいけないのがh4350という機種の存在です。

私自身忘れていましたがw

2004年発売ということで、Treo以前にストレートでQWERTYキーボードを搭載したWindowsMobile端末です。

確か友人のぬりかべ魔神さんという人(妖怪)に売ってもらったんですよね。

Treoの前にこんなWindowsMobile端末があったことを忘れてはいけませんね。(私は忘れry

じゃじゃ馬で、使っているといきなりフルリセットかかったりしていました。

記憶に残っていないということは、あまり使ってなかったんでしょうね。

その後かなりたってから2008年の7月頃iPAQの910Cなんかも入手しました。

本体右上にジョグダイヤルを搭載し、上下の操作はそちらを主体に使うという結構斬新な感じのスタイルでしたね。

チョコベビーみたいな形状のキーボードで、キータッチはイマイチでした。

iPAQは当時としては色々と尖った事を試みる会社で、ユーザーとしては非常に楽しませてもらったという印象がありました。

また、色々な人と出会うきっかけを作ってくれた人と人の縁を取り持ってくれる不思議な端末でもありました。

そういう意味でも、私の中には色濃く残っているPDAの一つだと言えますね。

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