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BlackBerry Bold 9900を買うべきかどうか迷っている人に向けて

   

先日BlackBerry Nightというイベントもあり、もう本当に発売まで秒読みになっているBlackBerry Bold 9900ですが。
結構「買おうかどうしようか迷っている」という人を見かけます。

なのでそういう人に向けてちょっとした一言二言書いておこうかなと思います。
 

ハードウェアのスペックについて

 
主要なハードウェアのスペックは以下の通りです。

CPU:SnapDragon 1.2GHz
内蔵メモリ:RAM768M ROM8G  microSDは32Gまでサポート
画面サイズ:2.8インチTFT (640×480ドット)

他のAndroidなどと比べると スペック的には見劣りする点が多々あります。

たとえばCPUはシングルコアですし、内蔵メモリはROMが8Gとさほど多くもありません。
画面のサイズは2.8インチで解像度も高くありません。

ここでよく考えなくてはいけないのは、カタログスペックが大事なのか、実際に使ってみた快適さが大事なのか、という事です。

スペックが何より大事、という人は買う必要が無い端末です。

たとえば、本体とOSの両方を作成しているメーカーとしての強みとして、細かい部分のチューニングも非常に行き届き、手に持って使った際のキビキビ、サクサクとした動作はかなりの物です。

また、タッチパネルの感度の良さ、タッチした地点の正確さなどは、正直他の多くのAndroid端末より優れているといえます。
この正確さはコピー時の文字列の範囲選択などの際にかなり実感できます。

さらに言うと、液晶の視認性のすばらしさもBlackBerryの大きな特徴の一つです。
屋外でどんなに明るいところだろうと、液晶が暗くて見えないという事はなく、文字も鮮明に見えます。

屋外で使う事が多いスマートフォンですから、こういう部分の快適性は後からかなり効いてきます。

カタログスペックというものは本来、実際の使い勝手を類推するためのもので、それだけに捕らわれてなにかを判断する、というのは大切な事実を見逃す場合もあります。
 

発売時期について

 
BlackBerry Bold 9900の発売時期についてよく「遅すぎる」「時機を逸した」「陳腐化している」「半年遅れのモデルだ」という意見をよく聞きます。
確かにdocomoの発表から発売までが遅いのは事実です。
なかなか発売日を発表しないのも非常に悪い印象だと思います。

そういう所はdocomoは真摯に受け止めて改善しないと行けない点だと思います。

ですが「半年遅れのモデル」という意見について言わせてもらうと、それは少し認識が違うのかな?と思います。

日本のBlackBerry Bold 9900は世界最新のOS7.1採用です。
そしてOS7.1が正式にリリースされてから一ヶ月たっていましたっけ?

テザリング機能やNFC周りの改善など最新の機能が入ったOS7.1が乗ったBlackBerry Bold 9900は、それほど陳腐化したモデルだとは言い切れない端末です。(OS7.1を採用すべきだったのかどうかは別の話ですが)
 

BlackBerry Bold9900の魅力

 
BlackBerry Bold 9900の魅力について、まず色々なところで語られるのはキーボードのうちやすさです。
しかしながら、ぶっちゃけそれだけではないです。
魅力をそれだけと思ってる人はまだまだ浅いw大体100点満点で40点ぐらいですw

きちんと使い込めばわかってくることですが、BlackBerryの真の魅力はUI回りがよく考えられていて、非常に奥深い事です。
画面タッチを採用したものの全ての操作はキーボードとタッチパッドから行える事を前提とし、その所々に迅速に機能を呼び出すためのショートカットが用意されている事。

使えば使うほど新たな魅力が発見できるというのが一番の魅力だったりします。
最大の魅力なんですが、ここをどこもうまく伝えてくれないんですよね。

個人的に感じている魅力はまずキーボードショートカットです。
各機能を即座に呼び出せるショートカットは使いこなせばまず癖になります。
例えば多くの他OS向けのtwitterクライアントが長々と画面をスクロールさせたりメニューからトップへ移動という手順をとらなくてはいけない中、BlackBerryのtwitterクライアントはただTキーを押すだけでTLのトップに移動しますし、Bキーを押すだけで一番下に移動します。
マルチアカウントの切り替えはAlt+スペースでできますし、リプライはRでリプライALLはLですむわけですからtwitterが非常に楽です。

また、先ほど触れましたが屋外での視認性の良さもかなり大きな魅力です。
外で画面が見づらいなんて一度も感じたことがありませんから。

次に電話としての機能もかなり優秀で、キーボードの長押しにスピードダイヤルを割り当てることも出来、登録した人にたいしてはキーの長押しだけで手軽に電話をかけることも出来ます。

このように、キーボードの入力しやすさだけでなく、キーボードを起点として呼び出す、色々な機能が非常に使いやすいです。

また、キャリアメールに関しては、Android端末はSPモードメールアプリの出来が非常にヒドイという話を聞きます。
BlackBerryはSPモードメールを受信するのに何か特別なメールソフトが必要なわけではなく、通常のメールと同じ扱いでメールの受信/送信が出来るのはかなり快適です。
 

BlackBerryはiPhoneやAndroidと並べて考える物ではない

 
BlackBerryは今日本で定着している「スマートフォン」というものとは少し毛色が事なります。

といっても、これはdocomoが同じ「スマートフォン」というくくりで同じ値段で売っているので仕方が無いことでもあるのですが。
それにしても著名なモバイル系ブロガーの方々もよく間違っているようですが、BlackBerryは基本的にAndroidやiPhoneのようにアプリケーションが潤沢にあり、本体はそれを動かすための箱、という位置付けの物ではありません。

アプリケーションはそれほど多くはありませんし、どちらかというとメールやSNS、blogといった物を便利に使って情報を発信/受信したり、予定を管理したり手軽に共有したりする人向けの、まさにコミュニケーションツールです。

そのため、AndroidやiOSの不得手な部分を補うような用途で使うと非常に便利に使えます。

逆に、今androidやiPhoneで様々なアプリケーションを入れてそれらを120%活用しています!
というような人が置き換えのつもりで買うと、対応するアプリがなく痛い目を見ます。

しかし、色々アプリを入れてみたけど使うのは最初の3日だけ、気がついたらアプリなんか全然使ってないしゲームもしないし動画も思ったほど見ないや、というような事に気がついた人にはお勧めできるかもしれません。

このように、スマートフォンとして売られている物を全て横一列で考えるのではなく、きちんと自分にとって必要な機能は何か、それをうまく実現してくれる物はどれか、という事をよく考えて選択する必要がある端末です。(というか本来は全てのスマートフォンがそうなのですが…)
 

BlackBerryについて知っておくべき料金の話

 
BlackBerryを使う際にお金の面で知っておくべき事があります。
まずdocomoの制限で利用できる料金プランが非常に限られているということ。

最近docomoが発表した、128Kの通信に限定することで月々の費用を安価に抑えるようなプランは現在利用できません。
また他キャリアのSIMを入れて使うということも出来ません。(実際にはBISを使わなくても一部機能は利用できるのですが、かなりの機能が制限されますし、バッテリーもさらに持たなくなります)

そのため、BlackBerryを使う際は基本的に月額で7000円前後の運用費がかかります。(これらを安くする方法がないかは、docomo版発売後に検証していきます)
逆に言うと、Androidなどと併用する場合はそちらを安価なプランに変更することで全体としての運用費を安く上げることが出来ます。(もちろんandroidの用途として高速な通信が必要になるようであればこの方法は無理ですね)
 

BlackBerryを買わない方がいい人、買っても大丈夫な人

 
BlackBerryを購入の候補と考えている場合、買っても大丈夫な人とそうで無い人について考えてみました。
まず買うべきで無い人は以下の通り。

・BISの料金もケチりたいぐらいBlackBerryにお金が払えない人(たとえばSIM無しWiFi経由で複数台の端末を持ち歩いており、BlackBerryもその中に含めたいというような人は買わない方が良いです)
・ これ一台で何でもかんでも全部済ませたいと考えている人(お財布機能、ワンセグ機能などはありませんしストリーミングも利用できません)
・自分の用途をいまいち把握していないのでとりあえず全部盛りがほしい人
・とにかくいろんなアプリを入れて試したい!アプリの数が命な人
・ストリーミングで動画などをガンガン見る人
・大画面命な人
・Apple又はGoogle、MS信者

逆に買って幸せになれそうな人は以下の通り

・自分の用途、スマートフォンが必要な目的と理由をしっかり把握し、自分の必要な機能が何かきっちりわかっていて、判断した上で購入できる人
・提供されるサービスにきちんと対価が払える人
・情報を取りに行ったり発信したりが主流の人
 

結局BlackBerryとはなんなのか

 
一言で言えば、昔のスマートフォンです。
利用者にある程度のスキルと知識と知能と創意工夫を求めていた頃の、スマートな人に向けた電話機です。

アプリケーションを色々と追加してあれこれと試して遊ぶ、なんとなく発散型の使い方をする物ではなく、ある程度用途が決まったしっかりと作り込まれた物を少しずつカスタマイズして使い込むことで使いこなし、自分の身の回りのメールやSNS、blogといった主にコミュニケーション関連の部分を任せることでスマートな運用が可能になる、ぎゅっと用途や使い方を集約して効率よく使う。

そんな便利なツールです。

おもちゃが欲しい人には用のない端末ですが、便利な道具がほしい人は検討してみてください。

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