BlackBerry Q10を触ってみて思ったこと

BBNews

BB10でBISの呪縛から解き放たれ、10.1でAPNを変更出来るようになったQ10ですが、これってもっと前からやっていたら、もう少し日本でも利用者増えたかもしれないのになと思ったりしています。

今まではMVNOの格安SIMを入れても、同じドコモの回線でもBISやBBMが使えないからメールなんかが使えない、という致命的な欠点があったのですが、OS10になってからは別にSIMを挿さなくてもBBMやメールが使えるようになりました。

逆にドコモのメールが使えなかったりしますが、そこはモバセクなんかの活用で何とかなるのかなと。

また、OS10の段階ではAPNの編集も出来なかったのですが、10.1からは編集可能になり、これでIIJなどの格安低速SIMが利用可能になるので、実際に月額980円とかでの運用が可能になります。

この環境でしばらく日本語入力をGjapaneseを活用して使ってみましたが、若干変換に引っ掛かりがあるぐらいでこれがなかなか快適です。

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逆になんでOS7の時に同じような決断が出来なかったんだと非常に残念です。

この状態がOS7の時点で達成できていたら、日本でのシェアももう少し稼げたんじゃないかと思います。

BISは途上国ではそのデータ圧縮などが重宝されるのかもしれません。
しかし逆に日本のように回線料金が高額で、ユーザーとしてもなんとか一円でも安く使いたい、というような国で、取り扱うキャリアが回線の利用状況に応じて正しく料金を徴収しようとしない場合(回線の負荷が低いというメリットをキャリアがユーザーに正しく還元しない場合)、サービスを回線に縛り付けてしまう旧来のBISという仕組みは致命傷になりかねません。

実際BBユーザーの一部の人は速度が遅く、動画もそのままでは見れないためさほど通信料も多くないBBが、ただ使い放題というだけでAndroidと同じ額の回線使用料を払わされているという事実に不満を持っていました。

さらに提供されるサービスはAndroid向けの物ばかりとあってはなおさらです。

BB専用のプランを作らせて、通常のスマートフォンとは違う、電話とメールと簡易グループウェアを利用できる端末として売っておけば、スマートフォンが欲しいわけではない人達の選択肢には入っていたかもしれませんが、同じスマートフォンの土俵に並べられてはやれることに差がありすぎるので勝負になりません。

別プランの作成をドコモが了承しないのであれば(まぁしなかったわけですがw)もう少し早く、せめてOS7の時点で今の状態にしておければもう少し事態は変わっていたのではないかと思います。

一言で言えば、何をするにも遅い会社ですね。

いずれにせよ、安価に運用する環境は準備出来たので、日本語環境はよこい、という感じです。

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