WIREDってこんなデマ載せるの?

BlackBerryの終了を受けて、その後何か発表は無いかなとWebを調べていたのですが。
かなりタチの悪い記事を見つけてしまいました。

タイトルの「今度こそ」という注釈がそもそも必要なのかどうなのか、何とも言い難いのですが、問題はその内容です。
前半、中盤よくある感じにこれまでの歴史のおさらい的な内容なのですが、それもひどい。
iPhoneが出てからBlackBerryのとった対策が「Strom」という「旧式のOSを使った場当たり的な製品」のリリースと書かれています。
が、これは色々と間違いだらけでStromは従来のBlackBerryOSを使った製品でしたが、画面のタッチと画面を押し込む操作に対応し、タッチで選択、押し込んで決定という結構斬新なUIを採用しているんですよね。(それが良い悪いは別の話)
さらにはiPhoneの発売後、Bold、Curveなどのインターネットやマルチメディア系の利用などを意識した端末の発売や、スライド端末のToarchの発売もありますしがそれらには一切触れられておらず。
それは、紙面の都合なのか記者が知らないのか、紙面の都合であればもう少し他に書きようもあると思うので、これは知らなかったんだろうなと思います。
というかそもそもこの記者はStromも触ったことないんでしょうね。
でも触ったことなくてもStromについて少し調べればこの独特のギミックについてはすぐわかる話なので、ろくに調べてもいないという事がわかります。

さらにその後のOS10リリースに関しても「アップルとグーグルのOSはアプリを使えたがBlackBerry10では使えなかった」などと酷い嘘が書かれています。
OS10にも(数はともかく)アプリは用意されていましたし、こんな間違った事を堂々と書いてしまうあたりこの記者どこまで無知なんでしょうね。

BlackBerryを批判するのは構わないと思うのですが、こういうろくな知識も持たないライターに適当な記事書かせて掲載するというのはどうなんでしょうね。
私が常々言っている「商業誌でBlackBerryを取り上げるなら少しは知識のあるやつに書かせろ」というのは、こういうデマを平気で載せる媒体が多いからなんですよね。

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