今のRIMとエドはるみがだぶって見えます。
どうも、Kuroです。
件の記事、ちょっと翻訳感丸出しな感じで読んでて頭が疲れるなと思いつつ、内容的にもなるほどねと思うところが色々とあったのでなるほどと思ったところを引用。
教訓その1: ソーシャルメディアとの会話をコントロールする |
でも個人的に思うのは、RIMは別に座ったまま本当に何もしなかったわけではなく、いらんことはしっかりしてたんじゃないかと思うんですよね。
BlackBerryOS10の開発とか。
開発はともかく既存の開発者をバッサリ切り捨てるような真似をするとか。
でも逆に何もしない事もしっかりしていたわけで、たとえばOS7のテーマビルダーを出さないとか。
個人的にRIMの敗因は昨今のスマートフォンのトレンドに乗り遅れたこと。
それは、スマートフォンをアプリの動く箱として使えるようにしなかった。
つまり開発者を大事にして、キラーアプリを作ってもらえなかったということだと思っています。
基本的にRIMはアプリケーションを軽視している傾向にあるように思います。
大きなシェアを持っている自分達のインフラ上に乗せてやる、という意識があったのではないかと。
そしてそういう考えが根底にあるからこそ、BISを経由して通信するアプリには年間20万円の費用がかかる、という仕組みが出来上がったんだろうと思っています。
また、アプリ軽視の傾向はかつてマイク・ラザリディスがPBのお披露目の時に語った「ブラウザがしっかりしてればクライアントは必要ない」という言葉からも見てとれます。
もっとも、今はこのBIS経由の20万はかからなくなったらしいのですが、それに関してもアナウンスをきっちりしていなかったり、手順がややこしかったりと、未だにアプリを軽視することがどんなに愚かしいことなのかというのがわかってないように思えます。
だからこそOS10で既存のアプリを捨て去る、なんて選択肢が生まれたんでしょうし、BlackBerryDayなんかでAppWorldは他と比べて利益率がいいからアプリ作家さんお得ですよ、なんて能天気なプレゼンができるんでしょう。
BBの敗北の大きな原因のひとつは、キーボードがついたUIを採用していたからではなく、アプリケーションに対するこういったRIM社の姿勢が招いたものだということに早く気付くべきです。
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