なんかタレコミ来た。
アプリ開発の営業メールが出回ってるそうな。
どうなんだこれは……https://t.co/gsDV7Plc5D— Hiromitsu Takagi (@HiromitsuTakagi) June 21, 2019
高木浩光先生の発言から知ったのですが、OMEGAという会社がキーボードアプリで入力したデータを収集して分析して広告事業に活かしましょう、みたいな事を言っているようです。
ちなみにこのOMEGAという会社がリリースしているキーボードアプリがこちら。
入力した内容を元に「あなたにピッタリの情報をピックアップ」と書かれています。
アプリを起動すると「許可なく入力情報を送信しません」の表示。
その次の警告文、こちらはOSからキーボードアプリ全般を有効化した際に表示されるメッセージですね。
実際に文字を入力してみると、キーボードの上に広告が表示されますね。
利用規約にも書いているので、このアプリでは恐らく入力した情報をどこかに勝手に送ったりはしていないんでしょう。
入力内容の解析や、広告の選択などはアプリ上で行っていて個々の端末上で完結しているんだろうと思います。
ただ、高木先生がリンクしている資料を見た感じだとこの会社がこのノウハウを使って他社に対して情報の収集や解析などを売り込もうとしているように読めますね。
こういうアプリを世間一般で何というかご存知でしょうか。
キーロガーです。
simejiが一昔前にやらかして大問題になっていたと思いますが、知らないのか覚えていないのかどっちなんでしょうね。
日本のBlackBerryにsimejiが搭載されるというニュースが出ただけで、BlackBerry界隈では大騒動になりました。
一方、AquaMozcはそういうことやってませんと作者自ら宣言しています。
BlackBerryユーザーの場合、多くが標準の日本語入力ソフトかiwnn、AquaMozcあたりを使っているはずなので、本件あまり関係ない話ですが。
オメガキーボードとその亜種がキー入力のログを利用してユーザーデータ収集を行うとのことで、セキュリティクラスタで話題になっています。
拙作IMEアプリ「AquaMozc」はInternet通信の権限すら持たない安全設計ですので、ユーザーの皆様におかれましては、安心してご利用ください。— Jiro@Jota+/AquaMozc開発 (@jiro_aqua) June 22, 2019
いずれにせよ、私も上記アプリは試した後速攻で消しちゃいました(端末ごと初期化)し、皆様におかれましても導入はよくよく考えてご検討いただければと思います。
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