PlayBookについて @gizmodojapan さんの記事を見てあれこれ

gizmodojapanさんに掲載されているPlayBookのインプレッションがなかなか高評価なので紹介したいと思います。

Flashだってサクサク! 7インチタブレットでベストパフォーマンスを誇る「BlackBerry PlayBook」レビュー(動画あり) : ギズモード・ジャパン

ダークホース見参!

アップルから「iPad」がリリースされて一気にタブレットブームに火がついた2010年でしたけど、iOS陣営 VS Android陣営という対決の構図が明確になる中で、スマートフォンでは最古参のBlackBerryを忘れてもらっちゃ困るぜって名乗りを上げてきた、カナダのResearch In Motion(RIM)から満を持して送り出される本格派タブレット「BlackBerry PlayBook」が、各方面で驚きの絶賛評価すら集めつつありますよ。かなりタブレットとしては後発のスタートを切りますけど、意外なる大健闘を見せてブレイクする予感まで十分に漂わせていますね…

こういう煽りで始まっているこのレビューですが、内容はなかなか期待させてくれるものになっています。
まず外観から、iPhone4と比べても負けないほど素晴らしい出来との事。
薄さは10mmでラバー加工の裏蓋、重さは400gとかなり軽量になっています。
しかし、外観よりも中身はどうなのだろう、と思うわけですが、どうやらこれも素晴らしいらしく。
マルチタッチの完成度が素晴らしい、などと記述されているところを見ると、やはりGalaxyTabでも画面の反応には若干の不満を持つ身としては、非常に期待してしまいます。

そして、さらに期待を激しく煽ってくれるのが以下の記述。

1GHzのデュアルコアプロセッサーと1GBのメモリーを搭載するBlackBerry PlayBookが、このクラスのタブレットではベストパフォーマンスを誇ると大絶賛しても構わないと、思わず米GIZMODO編集チームが唸らされちゃった注目のエピソードを1つご紹介しておきましょう。

今回のCES 2011の発表会場ではRIMのマイク・ラザリディスCEO自らが登場して、第4世代(4G)モバイルネットワーク対応モデルのBlackBerry PlayBookのデモンストレーションを披露してくれたんですが、なななんとWSVGA(1024×600ピクセル)表示のディスプレイ上で3DアクションFPSゲームの「Quake」を動かしつつ、同時に1080pのHDビデオを再生し、さらにブラウザーも立ち上げながら、他にもいくつかのアプリケーションタブがバックグラウンドで開いているという荒技をやって見せてくれましたよ! で、これがまったくフリーズすることも、大きくパフォーマンスダウンすることもなく十分動作してるんですよね。一瞬もうこれは本当にタブレットなのかって目を疑ってしまいましたよ~

というわけで、さすがデュアルコア・・・の威光もあるのでしょうが、素晴らしいのはやはりRIMのチューニングでしょうね。
こういうハードウェアの性能を120%生かせるように、OSの開発から入れるところは、ハードとOSを一緒に作っているメーカーの大きな強みだと思います。
何気に凄いのは背面5M、前面3MのデュアルHDカメラを搭載していること。
写真に関しては9700以降の端末で実用に耐えうることは証明されているので、これも非常に楽しみです。
 
一点、GIZMODOの編集部と意見が違うところは以下の部分。

ソフトウェアキーボードも打ちやすく、ここまでインターネットを中心に利用してストレスを感じることはほとんどありませんでしたけど、BlackBerry PlayBookの最大の難点は、メールやカレンダーなどのスケジュール管理機能にあるような気がしましたね。このままオンラインのウェブメールやネット上の各種カレンダーサービスなんかを利用するのであれば問題ないのかもしれませんが、単独でローカルで使えるアプリがデフォルトでは用意されていないんですよね~

編集部ではこれを「BlackBerryスマートフォンのユーザーでなければフル活用できないタブレットでもあるという弱点が出てくるんじゃないでしょうかね?」と言っていますが、おそらくRIMとしてはPlayBookはタブレットという単体の商品としてだけでなく、BlackBerryの不足部分を大きく補完する製品、という位置づけで出すんじゃないかと思うわけです。
逆に言うと、PlayBookを用意することで、マルチメディアにこだわるユーザーをBlackBerryに誘導したいんじゃないかな?という点です。
つまりPlayBookってそれ単体で完成するものではなく、BlackBerryと組み合わせて初めて一つの製品になるのではないかなと。
 
個人的には昔Treoの補完的な存在としてREDFLYのコンセプトに惚れ、日本のユーザーにかなりの数売りさばいた経験を持つ身としては、セキュアな情報、例えばPIM系の情報がPlayBookに残らない、というのはメリットもあると思うんですよね。
例えばこれまではタブレットで読みかけだったメールを、いったん中断してタブレットを鞄にしまってしまうと、次に腰を落ち着けるまではなかなか読む機会が無かったりするわけですが、BlackBerryの画面をつなげて表示する形式であれば、まさに読みかけのメールをその読みかけの場所から読み直すことが出来ます。
また、PIMの情報を2重管理しなくていいという点や、シンクの失敗による2重登録を避けられるという点、PlayBookで書きかけたメールをそのままBlackBerryで書き続ける事が出来る点とか、最悪の場合PlayBookを落としたり忘れたりしても安心とか。
メリットといえることもかなりあるわけです。
もちろん、他のスマートフォンユーザーのために、単体向けのアプリケーションとしてメーラーやPIMアプリが出てくるのは非常に素晴らしいことだと思います。
でも個人的にはBlackBerryto連携させてPIMは前部BlackBerryに任せてしまうというのは非常にスマートだと感じます。
RIMが出すならこうでしょ?という感じ。
ただ画面の大きいスマートフォン、という位置づけの漠然としたタブレットが多い中、PlayBookは「こう使うんだ!」という作り手の主張がヒシヒシと感じられる素晴らしい製品だと思います。
 
というわけでGIZMODOのレビューに関してはPlayBookの魅力をかなり伝えてくれておおむね満足なのですが。
個人的な不満点としては、PlayBookの通信面に触れてくれなかったのがちょっと残念でしたね。
いまだに「PlayBookってどうやってネットにつなぐの?」という疑問を持っているユーザーも多いですし、単体では無線LANのみなのか、何らかの方法でBlackBerry経由でネットにつながるのか、その辺を突っ込んで欲しかったなと思います。
 
次回以降、そのへん突っ込んでくれることを期待しています。

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