RIMは今の苦境、何が問題かわかってるのかなと凄く不安になる

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ブラックベリー低迷 社員削減 NHKニュース
ビジネスマン向けのスマートフォン「ブラックベリー」を手がける「リサーチ・イン・モーション」は、「アップル」などのIT企業にシェアを奪われ業績が悪化したことから、従業員を10%削減すると発表しました。

加RIM、従業員11%削減 ブラックベリー苦戦で2000人  :日本経済新聞
ブラックベリーはスマートフォンの草分けだが、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」や米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した製品の販売急増により苦戦している。6月に発表した3~5月期決算は、純利益が前年同期比10%減となり、人員削減を含むコスト削減策に着手する方針も説明していた。 2000人を削減することにより、同社の従業員は1万7000人に減る。人員削減の対象は全世界の全職種で、北米などの対象者には週内に通知する。人員削減に伴うコストは6~8月期の業績見通しには織り込んでおらず、9月15日に予定している6~8月期の決算発表に合わせて公表するとしている。

RIMがかなりの苦戦らしいです。
以前から言っているようにビジネスしか見ていない端末はコンシューマー用途のヒット商品にそのうちシェアを奪われていく、という予想がじわじわ実現されていっているように思えます。
ここらでRIMはコンシューマーにも売らなければいけないという事に気がついてきたようですが、何が問題でコンシューマーに売れないのかに、そろそろ気がつかないといけないように思います。

一番大事なのはタッチ対応にUIを変更すること、ではなくて、まず大事なのはappleやandroidと戦えるだけのアプリケーションの準備です。
スマートフォンはアプリが全て、という気はさらさら無いですし、使いこなしと言えばアプリ紹介という今のスマートフォンの風潮にも疑問を感じているのですが、それでもある程度のアプリケーションがないと使う機会が増えません。
iPhoneやandroidでヒットしているアプリ、自分達の特性を生かせそうなアプリについてはすぐにでも準備していく必要があります。
SNSやblogのクライアントは必須ですし、各国の生活に根差したサービスを利用するためのアプリケーションも用意する必要があります。
BlackBerryのキーボードやハードウェアの出来の良さを実感するためにも、取り出して使う機会というのは今まで以上に増やす必要があると思います。
あと、これだけアプリケーションが増えないということは、開発しづらい諸般の事情があるということだと思います。

これを解決する必要があります。
少なくともWP7にアプリの数をあっさり抜かれてしまうようでは話になりません。

開発したことがない私にも簡単に思い付く対処方法としては…

開発環境を無償で提供する。
または非常に安価に提供する。
開発者向け情報の充実。
BISサーバ利用料金の無料化。
登録等事務作業の軽減、窓口の各国語対応。
あたりでしょうか。
あ、開発環境の各国語対応もありますね。

あと、既存のキラーアプリに関しては、きちんとフォローしていくことも大事です。
GoogleMapやGmailのバグをGoogleに直させたり、QNXにも対応してもらったりということですね。

そして、開発環境からお金を儲けるという考えを捨てて、開発すれば開発者にきちんとお金が落ちる仕組みを構築しないといけないと思います。

とりあえずこれだけやれば、現状は少しはマシになるんじゃないかなぁと思ったり。

でも日本ではまずNHKに「ビジネスマン向けのスマートフォン」と書かれてしまうほど定着してしまった、ビジネス用途というイメージを覆す必要があると思います。

仕事を愛する侍とか、バカなCM流している場合ではないです。

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