手持ちのQWERTY端末を語るシリーズ第二段。
今回はサムスンのQWERTY端末SC-01Bです。
この機種についてはこちらで色々書いています。
まだBlackBerryが世界的に大きなシェアを持っていた頃にリリースされた、WindowsMobile6.5をOSに持つ端末です。
当時はWindowsMobileというMSが開発したモバイル用途のOSが日本でシェアを持っていました。
カスタマイズ性に優れ、レジストリの編集やファイルの置き換えなどで色々なことが出来ました。
例えばバージョンが正式に対応しておらず動かないアプリを無理矢理動かすことなんかも出来ました。
前面にQWERTYキーボードと受話、終話ボタンが付いているのですが、それ以外にもメニューを選択するメニューボタン、ポップアップなどのOKを押すOKボタン、メニューを表示するWindowsボタンなど色々なギミックが付いていました。
そして方向キーに決定キーなども付いていました。
キーボードはともかくそれ以外のボタン類はWindowsMobile端末の基本ギミックですね。
WindowsMobileのUIはWindowsXpなどのそれを踏襲しており、決してモバイル端末に向いたUIとは言えないものだったのですが、それを何とか操作しやすいようにという苦肉の策だったように思います。
何でも画面タッチですませる最近の風潮と違い、ハードウェアのボタンをUI上のボタンの代替とする事で画面タッチしないでも操作できるような仕組みになっていました。
その代わりデザインはダサいですねw
当時WindowsMobileといえばマイナーの中のメジャーというか、マニアのおもちゃの中ではそれなりにシェアを持っていたのでAtokなどもリリースされており、文字入力などが結構快適だったのですが、キーの出来が悪くて非常に残念な思いをしたのを覚えています。
文字入力しているとiopあたりのキーをよく取りこぼしていました。
とはいえ、当時は本体を横にしてスライドさせてキーボードを出す、いわゆる横スライド端末主流の世の中で、数少ない貴重なQWERTYキー搭載のストレートキャンディーバータイプの端末だったので、少数のマニアからは愛されていた記憶があります。
しかし当時から画面表示は縦長タイプが主流になっており、スクエアで狭い画面のこの端末はほとんどシェアを獲得することも出来ず、その後日本でこのタイプの端末がリリースされて一定数のシェアを獲得するには、BlackBerryの登場を待つ必要があったように思います。
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