CESのレポート記事を読んで感じたそこはかとない不安

Amazon Echo

CESのレポートでいろいろと面白い製品が紹介されていますが、中でも今年一番目立つのはスマートスピーカー関連の製品ですね。

各社色々な互換スピーカーを出しているほか、ヘッドセット、TV、冷蔵庫、三面鏡などにAlexaが搭載されるようです。

と、ここまで来て非常に気になったのですが。

AlexaやGoogleアシスタント、はては自社ブランドの同等製品を「搭載する」製品が非常に目立っているという点です。

個人的には命令する対象は1つか2つで十分なんですよね。

理由としてはいくつかあって…
1.複数台利用の問題

現行のスマートスピーカは一部屋に複数台の使用を想定していないようで、例えば声を拾う範囲に複数のGoogleHomeがあった場合「OK Google」の声を複数台で拾って一斉に動き出してしまうという問題があります。

Alexaであればウェイクワードを「Alexa」「amazon」「Computer」と3つに変更できますが、それ以上に家電に搭載されたらどうなるんだろうと心配になります。

Googleの場合は変更できないのですが、どうするんでしょうね。

これは今後のGoogleやAmazonの頑張りに期待するしかないのですが、現状では対応できていないのにこんなに色々と対応してどうするんだと思います。
2.アカウントのライセンス問題

複数台のスマートスピーカーを使う上でもう一つ問題なのは、ライセンスの問題です。

例えば私の場合、Amazon Music unlimitedのEcho版を使っています。

これは一台のEchoでの使用に限り、月額380円でAmazon Musicが利用できるというものです。

しかしながらAmazon Echoがもう一台増えることで、どちらでも音楽を聴こうと思うとこのライセンスが使えなくなるんですよね。

例えば同じように「1台だけ」というような縛りがあるライセンスの場合、複数スマートスピーカーがあることで、使えなくなってしまう場合がありそうですね。
こんな感じでいろいろと面倒くさい問題が発生するので、個人的にはスマートスピーカーのアシスタントの類は、搭載ではなく対応を主眼に置いて製品を開発してほしいなと思います。

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