【一部修正】BlackBerry KEY2で使う場合のUQモバイルのプランについて

#BlackBerryJP

先日はUQモバイルのマルチSIMの動作確認を行いました。
それに伴い、UQモバイルについて色々と調べてみたのでその結果を記載しておきます。

UQモバイルのマルチSIMとは

UQモバイルでSIMカードのみの契約を申し込む場合、現在は以下の3種類のSIMカードを選択できます。

・LTE用microSIM
・LTE用nanoSIM
・VoLTE用マルチSIM

このうち、LTE用microSIM、LTE用nanoSIMは従来のSIMで、VoLTE用マルチSIMが間違えるといろいろとヤヤコシイSIMのようですね。

ちなみにVoLTEというのはLTE回線に音声を流す規格のようで、従来のSIMと比較すると

従来のLTE:音声は3G、データ通信はLTE
VoLTE対応のマルチSIM:音声はLTE、データ通信もLTE

となります。
色々なサイトで調べてみた結果、以下のような問題点が見えてきます。

・VoLTEの規格はau、docomo、SBM等で同じというわけではなく、docomoのVoLTE対応の端末がauで使えるとは限らない
・VoLTE非対応の端末にVoLTE対応のSIMを入れると電波をつかまない
・UQのマルチSIMを使う場合、auの端末などではSIMロック解除が必要。

Webを調べるとVoLTEのSIMを非対応機に入れて使えなかった!という情報は見つかりましたがVoLTE対応の端末にLTEのSIMを入れるとどうなるのか、というのがイマイチわかりませんでした。
ただ、UQの動作確認のページなどでSOV31などのマルチSIMの対応機の使用可能SIMの記述がマルチSIMだけなので、LTEのSIMでは動かないのかもしれないなと推測しています。

UQモバイルのプランについて

次にUQモバイルの料金プランについて調べてみました。
基本的に以下の2種類あるみたいです。

・無料通話付きのプラン
・無料通話のつかないプラン

■無料通話付きのプラン

□プランS
縛り:2年
月額:1年目1980円 2年目2980円
データ容量:3GB
通話:1回5分かけ放題or月60分話し放題

□プランM
縛り:2年
月額:1年目2980円 2年目3980円
データ容量:9GB
通話:1回5分かけ放題or月120分話し放題

□プランL
縛り:2年
月額:1年目4980円 2年目5980円
データ容量:21GB
通話:1回5分かけ放題or月180分話し放題

追記

注:上記データ容量は申し込んでから2年間限定らしいです(増量オプションが無料で付いて上記の容量)

■無料通話のつかないプラン

□データ高速プラン
縛り:なし
月額:980円
データ容量:3GB
通話:なし

□データ高速+音声通話プラン
縛り:12か月
月額:1680円
データ容量:3GB
通話:30秒20円

□データ無制限プラン
縛り:なし
月額:1980円
データ容量:無制限500kbps縛り
通話:なし

□データ無制限+音声通話プラン
縛り:12か月
月額:2680円
データ容量:無制限500kbps縛り
通話:30秒20円

無料通話のつくプランは2年縛りで、1年目と2年目の料金が異なり、2年目は1000円高くなります。
1年目の価格だけを目に付く場所に出して、これが正規の価格、みたいな見せ方をするのはあまりよろしくないと思います。

価格の比較

価格帯速度などの比較も必要だとは思うのですが、とりあえず手持ちのmineoと単純に価格の比較をしてみます。

■3GBデータ通信

UQ:980円
mineo:900円

■通話+3GB

□比較1

1年目
UQ:1980円
mineo:1600円

2年目
UQ:2980円
mineo:1600円

□比較2

UQ:1680円
mineo:1600円

比較してみると3GBのデータ通信のみのプランに関してはUQとmineoでは価格にほとんど差はありませんでした。

通話+3GBになると無料通話付き(比較1)プランとの比較だと結構割高になるのがわかります。
無料通話なし(比較2)の場合は価格はほぼ変わりませんが、mineoの場合はプレフィックス制の番号を使う事で、通話が安くなります。

mineoのプレフィックス番号に関する記事はこちら

通話を毎月結構使う場合は無料通話付きのUQがお得と言えそうですが、ちょこちょこかける程度であればmineoのプレフィックス回線で安く上げるほうが良さそうです。
無料通話がどれぐらい必要になるのかは結構鍵になりそうな気がします。

しかしながら、メインで使う場合は3GBだと全然足りません。
容量を増やしたいと思った場合、UQの場合はとたんに自由度が無くなり、無料通話付きの9GB、21GB、無料通話なしの通信量無制限だけど500kbps速度制限のいずれかしか選択肢が無くなります。

■通話+9GB

1年目
UQ:2980円
mineo:3220円(10GB)

2年目
UQ:3980円
mineo:3220円(10GB)

仮に9GBのデータ通信で比べた場合(mineoは10GB)、2年使う前提で考えるとmineoの方が価格は安くなります。
あとは無料通話をどれだけ使うかになります。

データ無制限の500kbps縛りのプランは、一見お得そうに見えるし実際安いプランなのですが。
個人的には速くないならWiMAXを使う意味って無いと思います。

そして、WiMAXは確かに速いのですが、スマホで使うのにそんなに速度いらないと思うのですよね。

過剰気味な速度と無料通話にどれだけ価値を感じるかで、UQ mobileを選ぶことになるかが決まると思います。

と締めてみましたが、実はUQにはキャッシュバックキャンペーンなるものがありまして、色々なサイトから申し込むと13000円キャッシュバックといった催しが定期的に行われています。

こちらを利用すると2年目の高くなる月額料金を補ってあまりあったりもするので、興味のある人はそちらを調べてみることをオススメします。

総評

UQモバイルの料金やプランを調べてみましたが、まず最初に感じた印象は「これ優良誤認じゃないの?というような記述が多い」でした。

例えば月額料金が2年目から上がるのに、大々的に1年目の物を記載する。
データ容量もキャンペーンなどで一時的に増量しているものを、さもそれが通常のように記載する。

こういう特例的に一時的にこう、というものと本来のものを区別つかないように混ぜて記載するやり方は、非常に詐欺的だと感じました。

そして優遇されるのは契約してから2年間のみ、2年毎に事務手数料を払って契約し直さないと、UQモバイルは非常に損なキャリアだと言えます。

2年目は1000円料金が上がり、3年目からは1500円料金が上がります。

1年目だけ安くして客を釣り、2年目3年目の料金と事務手数料で利益を出していくスタイルですか?と勘ぐりたくなります。

また、本来の価格を安くするのではなく、キャッシュバックやキャンペーンなどで一時的な優遇を繰り返すのにはちゃんとわけがあって、本来の価格を値下げしたら値上げはしにくいですが、キャンペーンならいつでもやめれるわけです。

つまり、いつも私が言っている「MNO各社はサードパーティーでMVNOに打撃を与えて撤退を促し、市場に誰もいなくなったらサードパーティーの価格を値上げする」という展開を見据えているんだろうなと思われます。

などとぐだぐだと述べてみましたが、とりあえず2年目以降の価格に注意して、利用者としては賢く使っていけば良いのではないかと思います。

コメント

  1. mako より:

    一番安いUQの無料通話付プランは3GBではないですよ。これもわかりにくいですよね。1年間1980円というのと同じで、2年間だけ増量オプションが付いて最大3GBです。本来のデータ容量は2GB(これでも去年までの1GBからYmobileに対抗して増量してます)です。データ容量が3GBのプランはもう一つ上の、2年目以降3980円のプランMになります。mineoはわかりませんが今使っているOCNは混雑時の通信速度が壊滅的に遅く、一時blackberry以外の端末でサブとしてUQのデータのみのプランを使っていたときは、その速さに驚きました。Key2でも使えることがわかったので、早速OCNから乗り換えようと思います。

    • Kuro より:

      なるほど
      しかしこういう詐欺まがいな記述がまかり通るのは問題ですね
      UQは特に騙す気満々なのが勘弁してほしいです

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