今後のBlackBerryに望みたい事

TCLが次機種の発表を行うのは恐らく年末から来年早々ぐらいじゃないだろうかという雰囲気ですが。
日が経つにつれKEY2に関するブログの記事やニュースなんかは無くなってきてさみしい限りです。

しかしながら、TitanというPassportのAndroid版ともいえるような端末がリリースされるとそこそこ話題になったり。
passportに関してはこれまでもコアなファンが一定数ついていたので、TCLでさっさと作って出しておけばよかったのではないかと思ったりも。

とはいえ、KEY2がいくら売れているといっても、TCLがBlackBerry端末について「年一回で十分」と判断する程度にしか売れていないというのは事実でしょうし、いまだ全体としてニッチ市場なのは間違いないと思います。

個人的にはBlackBerryの端末自体は年一回でも不便はないのですが、やはりそれだと発売後半年もすると話題として収束してしまい、どこのブログにも取り上げられず、ニュースも何もない期間というのが出てくるのがさみしい限りです。

TCLにしてみればPalm、Alcatel、BlackBerryと数あるブランドの中の一つにすぎないのでそのペースでも構わないのかもしれないのですが。(それ以前にBlackBerry端末を取り扱うのはTCLだけではないはずなのですが、現在TCL以外が息をしているかどうかすら怪しい状態なのも悲しいです)
どうせならもう少し売れてくれて、半年に一回ぐらいはどこかのメーカーがBlackBerry端末をリリースするようになればいいなと思ったりします。

そうなるためには、やはりキーボード、セキュリティ以外にもう一つコンシューマーに訴求するような柱が必要だと思います。
個人的にはそういう柱としてはカメラかヘルス系かなと思っていたのですが、今更カメラに特化したところでGalaxyやhuaweiに追いつけるわけもなく、またヘルス系はNOKIAが失敗しているのでなかなか難しい市場のようです。
NOKIAのヘルス系に関してはスマートウォッチだけでなく体重計あたりと連携するような商品展開していてもダメだったので、本当に難しい市場なんだろうと思います。
最近の時流に乗ってスマートホームなんてことも考えたりしたのですが、こちらはこちらでマウスコンピューターが盛大に失敗しており、難しい市場のようです。

そうなってくるとやはりお得意のセキュリティをコンシューマーにわかりやすく訴求できるように展開する、というのが残された道のような気がします。

Androidの端末を使っていて気になる点があるとしたらまずメールや予定の類が、端末さえ開けば簡単に見れてしまう事。
あとはAndroid8以降SDカードの内蔵メモリ化が出来なくなっていて、取り外したSDカードの中身が簡単に見えてしまう事。
このあたりが非常に気になります。

例えばBlackBerryHubやカレンダーなどでメールごと、予定毎に内容を簡単に暗号化できるようにするとか、Hubやカレンダーの起動毎に指紋認証設定できるようにするとか。
Locker領域というセキュアな領域があるのに使い勝手が悪くてイマイチ活用されていないのが現状だと思うのですが。
例えば画像ビューアーを専用の物を用意して、指紋認証したら簡単にLocker領域にアクセスできるようにするとか。(今のビューアーはスライドショーすら出来ないとかビューアーとしてありえないので)
せっかくSNSなどのクローン機能があるんだからそちらを指紋認証でロックできるようにしてしまうとか。

また、SDカード暗号化の機能を付けて、暗号化したSDカードは抜いてPCに繋げても読めない、その代りどのどのBlackBerry端末に入れてもパスワードさえ入力すればアクセスできるようにしておくとか。

そうすれば会社にも導入しやすいでしょうし、個人で使う分にも安心だと思います。

そういった「用途がわかりやすい」「販売員がお客に説明しやすい」セキュアな機能を付けていったら「セキュア」というアピールでも売れるんじゃないだろうかと思ったりします。

とはいえ、TCL単独でそんな展開するのは無理だと思います。
やはりここはBlackBerry社本体が動いて、BlackBerry端末としての仕様にそろそろ手を入れていくのが望ましいと思います。
BlackBerry社も様々なセキュリティで名を売って会社もかなり立て直し出来たと思うので、そろそろ端末事業に関わっている会社に恩返しの意味でも、そういった機能を準備してもいいんじゃないでしょうかね。

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