BlackBerry関係のニュース

NTTドコモは8日、ドコモ スマートフォンの新製品「BlackBerry Curve 9300」(RIM製)を発表した。2010年12月に発売する予定。

約2.4インチ(320×240ドット)液晶を搭載したスマートフォンで、約109mm×60mm×13.9mm・104gの小型軽量なボディが特徴。液晶下部にBlackBerryおなじみのQWERTYキーとトラックパッドを搭載し、長文メールやSNSサービスへの書き込みもスムーズに行える。

これまでリサーチ・イン・モーション（Research In Motion：RIM）の「BlackBerry」の牙城とされてきた米大手金融系各社で、アップル（Apple）「iPhone」や各社のAndroid搭載スマートフォンの導入に向けた動きが広がっているという。高度なセキュリティ機能などが求められる金融系企業でこれらのスマートフォン導入が進めば、エンタープライズ市場全体にこの動きが波及する可能性がある。

Bloombergによると、バンク・オブ・アメリカ（Bank of America：従業員数約29万人）やシティグループ（Citigroup：同25.8万人）ではiPhoneの導入を検討し、現在一部の従業員を対象にしたテストを実施しているという。BoAでは4〜6週間かけて1000人規模のテストを行い、その後より大規模なパイロットプロジェクトを実施する予定だという。

金融関連業界では、今年5月に英スタンダードチャータード銀行（Standard Chartered）が約1万5000人の従業員を対象とする「iPhone」の導入を表明。また9月にはJPモルガン（JPMorgan Chase &Co.）やUBSが、従業員によるiPhoneの使用を許めるかどうかの検討を進めていると述べていた。ただし、会社支給のBlackBerryを全面的にiPhoneに切り替えるスタンダードチャータードとは異なり、バンク・オブ・アメリカやシティグループでは従業員の「選択の幅」を広げることが主な目的だという。

Dell は5日、社員2万5000人が使用している『BlackBerry』を、まもなくリリースされる自社の携帯端末『Venue Pro』に置き換える計画を明らかにした。

　Venue Pro は、Microsoft のモバイル OS『Windows Phone 7』を搭載したスマートフォンで、T-Mobile から提供されることになっている。

　『The Wall Street Journal』紙の記事によると、Dell は11月以内に、自社の顧客に対しても Venue Pro への買い替えを促すサービスの売り込みを開始する計画だという。

　「今回の決定によって、われわれは間違いなく Research In Motion (RIM) と競合していく。彼らに追い込みをかけているからだ」と、Dell の CFO (最高財務責任者) を務める Brian Gladden 氏は The Wall Street Journal に対して語っている。

　Dell は、Venue Pro への移行によって携帯電話の通信コストがおよそ25％削減されるとし、その主な理由として BlackBerry のサーバーを使用する必要がなくなることを挙げているが、RIM は早くもこの主張に異議を唱えている。しかし、Dell は Windows Phone 7 だけでなく、ゆくゆくは Google のモバイル OS『Android』を搭載したデバイスを発売することも計画している。

このほか、エントリー向けに位置づけされるスライド式QWERTYキーボード搭載のOptimus chatが2011年2月、ビジネス向けのBlackBerry Curve 9300は12月より発売される。

　また、シャープのGALAPAGOSをベースとした電子書籍端末を12月から2011年1月にかけて発売する予定。通信には3Gも使うが通話はできず、書籍ほかマンガや雑誌などのコンテンツに特化した製品となる。