最新機種「BlackBerry KEYone」に対する、『WIRED』US版の少々辛口なレヴューをご紹介。
という出だしではじまるレビューですが、これが本当に酷い内容です。
例えばこんな内容。
いま、BlackBerryをもっているとどう思われるかご存知だろうか? 特に、最新モデルである「BlackBerry KEYone」をもっていたら?
その答えは「12年間、携帯電話を買っていない人と思われる」だ。
そもそも、BlackBerryはいまでも生産されているのだろうか。BlackBerryをもっているということは、いまでもAOLのメールアドレスを使っていて、MySpeceの「トップ8」コーナーを考えるのに時間をかけ、送信するメールの書き出しが「このメールを7人に転送しなければ、大切な人が死ぬだろう」から始まる──そんな可能性が高いということである。そればかりか、買う携帯電話を間違えた人とも思われてしまうのだ。
こんなのただの思い込みに基づく悪口です。
記事の内容の大半がこんな感じ。
辛口と悪口の区別がついていないのが明らかなのですが…
しかしこのレビューの一番酷いのがこの部分。
「BLACKBERRY KEYONE」の評価
4点/10点【長所】
BlackBerryのOSによって作業が超効率化。
優れたセキュリティ機能と構成をもつデヴァイスだ。【短所】
ハードウェアキーボードは時代遅れ。キーボードは不要。
キーボードを中心に携帯電話をデザインすると、ほかのすべてがダメになる
使ってみて合う、合わないがあるのは仕方がないことですし、それによってダメだというレビューが掲載されるのもありだと思いますが。
でもろくに理解もしてない人間に時代遅れとかなんとか言われるような筋合いはないと思います。
なので使って、理解した上での評価が4点だろうと、別段構わないのです。
問題は以下の部分。
「BlackBerryのOSによって作業が超効率化」だそうですが…
KEYoneのOSはAndroidです。
BlackBerryのOSが搭載されていたのはPassportまでです。
このレビュアーは明らかによくわからずにこんなこと書いているというのが丸分かりですね。
よくわかってない人間が思い込みで書いただけの記事を載せているWIREDも、それを評価もせずに翻訳してただ載せているだけの日本のサイトも楽な仕事してるなと、思うわけです。
コメント
WIRED
BlackBerry’s software makes work super efficient. Great security features. Nice build quality.
原文では「ソフトウェア」でありOSとは書いてないですよね。
文中で「KEYoneは、グーグルのOSを用いて」と訳しているのに、なんでそこだけBlackBerryのOSと訳したのか…。
なんかもやもやしますね。
China BlackBerryとCanada BlackBerryの違いが知りたい