先日セキュリティ対策が毎月されるのは心強いよねという事を書いたのですが、事セキュリティという意味であればandroidよりもBlackBerryOSの方が進んでいると思うんですよね、本当は。
ではなぜBlackBerryOSが今こんな状態なのかというと、単純にBlackBerryOSが使いづらいからだと思います。
それは設計がどうとかUIがどうとか言う前に、単純にアプリが少なすぎて、やりたいことが出来ないという意味でです。
BlackBerry社は元々ビジネス志向が強い会社というのもあるのかもしれませんが、昔からコンシューマー向けアプリ開発者であったり、ホーム画面職人であったり、そういった「BlackBerryが好きで色々と自発的にやってくれている利用者」を省みない企業という印象が強い会社で、旧のBlackBerryOSのバージョンアップの際にホーム画面のカスタマイズ機能を切り捨てたり、その後OS7からOS10に切り替える際に既存のアプリを全部切り捨てたりして、ホーム職人さんやアプリ作家さん達が愛想を尽かしてよそへ行ってしまうという事態が起こり。
それでOS10のアプリが充実しないのを見て慌ててandroidのアプリが動くエミュレーション環境を入れたりとか。
本来はOS7のアプリをエミュレーションで動作保証するのが先じゃなかったのかと思ったりも。
まぁそういう愚痴はさておき、結局セキュリティなどは多くのコンシューマーにとってはその端末を選ぶ第一の理由にはなり得ないという事なんですよね。
コンシューマーの多くは、まず大前提としてLINEだとかtwitterだとかインスタグラムだとか、そういった自分の使いたいアプリがきちんと動くのかどうか、というか動くことが当然として、それ以外の要素、例えばカメラであったり、速度であったり、デザインであったり、そういう部分で端末を選ぶ事が多いと思うので、そういう意味で大半のコンシューマーの選択基準の意識の外にあるように思えるセキュリティとキーボードしか売りがなかった(ように見える)OS10はやっぱり一部の物好きが買う端末に留まってしまったように思います。
で、現状の話になるわけですが、逆にBlackBerry社はandroidに乗っかってよかったんじゃないかなと思っています。
例えばPrivがリリースされて手に取った瞬間、使えるアプリケーションの数が一気に増えました。
Passportでもエミュレーションである程度のアプリは動作していました、でもそれは「動く保証がない環境での動いて使えている」にすぎず、逆にいつ使えなくなるとも知れない状態と隣り合わせでした。
また、Amazonのアプリストアが利用できるとはいえ、すべてのアプリが登録されていて使えるわけではなく、色々と工夫をしないと導入できないアプリもあり、導入しても使えない物などもあって、そのころに比べて非常に快適なんですよね。
自販機でジュース買う度にスタンプ集めとかも簡単に出来るんですよw
こういう状態になって、はじめてセキュリティがきちんとしているというのは売りになっていくんだろうと思います。
スマートフォンはパソコンよりもインターネットに直結しますし、パソコンよりも個人情報が非常に豊富です。
セキュリティに関しては今後色々な媒体で啓蒙していく必要があると思っています。
例えばセキュリティ対策をほとんど取らないFREETELの端末なんかと、KEYoneを比べてKEYoneは6万です高いですねとかそういう表面的な部分をナゾるだけの紹介ではなく、KEYoneに毎月提供されるセキュリティ関連の修正だとか、そういう部分を今後きちんと評価していかないと、色んなところで犯罪被害が起こるんじゃないかという気がしています。
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