これまで愛用していたオーディオテクニカのレコードプレーヤーですが。
悪くないのですが実は針鳴きという現象が結構発生してそれが少し気になっていました。
針鳴きというのは、レコードから針が音を拾った際の生の音の事で、これまでのプレーヤーはその音が結構大きいんですよね。
本来はアンプから鳴る音でかき消されるたぐいのものだと思うのですが、うちのアンプがネットワーク対応のもので、音が入ると一旦バッファするので鳴り始めまでに少しタイムラグがあるんですよね。
それらの要因が重なって、例えば曲の出だしがジャジャジャジャーンと始まるレコードがチャチャチャジャジャジャジャーンという感じに聞こえて少し気になっていました。
当初はプリエコーとかかな?と思ったのですが、調べてみたところ恐らく針鳴きだろうと。
針鳴きはレコードの針圧を調整すれば軽減するらしいので、この際なので少しいいレコードを買ってみました。
というわけで、購入したのがこちらのDP-400です。
価格帯的にはミドルクラスになるのですが、音はかなりいいと評判です。
中身はこんな感じ。
見たことのない部品がいっぱいですが早速組み立てていきます。
今回のレコードプレーヤーはベルト式なので、こんな感じでベルトを引っ掛けてやります。
これはベルトドライブプレーヤーの恒例の行事みたいなものですね。
あとはアームに重りを取り付けて。
アームの先に針を取り付けます。
まずはゼロバランスの調整です。
この状態でアームが水平になるように重りを調整します。
調整は重り部分を回転させて行います。
水平って何??と当初は思っていたのですが、恐らくですが針をターンテーブルに持っていった状態で針が浮くように調整してやればいいんだと思います。
つまり針先に余計な重さがかからない状態にするということですね。
その状態で重りの台座を回してメモリが0になるようにします。
つまり針先に0gの重さがかかっていますという事ですね。
その後針圧を調整します。
私は今の所DENONのマニュアルに書いていたように2gにしています。
次にアンチスケーティングの調整を行います。
アンチスケーティングとはレコードの回転によって針先が内側に引っ張られる力を打ち消すための調整です。
これはアームの根元部分のダイヤルで調整し針圧と同じものを設定します。
これでレコードの針圧の調整は完了です。
レコードをかけてみましたが、たしかに針鳴きはかなり気にならなくなりました。
これでさらに音楽ライフを楽しめそうです。
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