音楽アプリとしてneutronを使っているのですが、時々曲の情報が文字化けしている場合があります。
今回はこの曲情報の文字化けをKEY2で直す手順を紹介します。
そもそも曲情報とは何なのか
音楽ファイルは音楽再生ソフトに読み込まれた際に曲の情報として再生ソフトに渡すタグ情報を持っています。
音楽再生ソフトはこのタグ情報を元に曲名やアーティスト名、トラック番号などを表示します。
このタグ情報というのはCDから音楽ファイルを取り込む際に音楽ファイルに書き込まれるのですが、この情報が日本語で、かつshift-jisという日本特有の文字コードで書かれていると、海外の再生アプリでこのshift-jisの文字コードが読み込めず、文字化けが発生するようです。
タグ情報の文字化けは、このshift-jisという文字コードをUTF-8という世界共通の文字コードに変換してやればだいたい治ります。
今回文字化けの修正に使うアプリ
今回この文字化けを直すために導入したのは「音楽タグ編集」というアプリです。
導入後初回起動時に初期設定を行います。
「設定開始」を選択して初期設定画面で「編集時の文字コード」がUTF-8になっていることを確認しましょう。
編集時にファイル名も変更、はチェックしなくてもいいと思います。
次にバックアップの設定、これは編集をミスった時にバックアップから戻したり出来る機能のようですが、どちらでもいいです。
無料版だと5曲までしかバックアップできませんし、あまり意味がないです。
設定が終了したらいよいよ変換、といきたいところですが、音楽ファイルはSDに保存しているので、初回にSDへの書き込み許可の設定を行う必要があります。
「SDカード内のファイル編集を許可」→左上のメニューからSDカードを選んで「許可」を選択。
これで初期設定は完了です。
実際の変換手順
それでは実際に変換してみます。
まず「音楽タグ編集」に曲の情報を読み込ませるために、文字化けしている曲が何というアーティストの、何というアルバムの、何という曲なのかを突き止める必要があります。
私はもともと音楽ファイルを取り込む際にアーティスト名、アルバム名でフォルダ分けするように設定しているので、文字化けしているファイルがどのフォルダにあるのかがわかれば、元のアーティスト名などは知ることが出来ます。(このあたりはWindowsMediaPlayerで音楽を取り込んでいれば大体共通してそうなっているはずです)
neutronの場合は曲を長押ししたら詳細情報が確認でき、フォルダの情報なども確認できます。
今回はエレジーというバンドのフォービドン・フルートというアルバムの曲情報が文字化けしているようですね。
それではこのエレジーというバンドのフォービドン・フルートというアルバムの楽曲のタグ情報をUTF-8に変換してみます。
アプリを起動してアーティスト名でエレジーを探してみます。
曲の選択画面で左上の「すべての表示」を選択し「アーティスト」を選びます。
アーティストを選択すると、画面真ん中の「すべて表示」のプルダウンメニューが自動で表示されます。
表示されているアーティスト名から「エレジー」を選びます。
今回は一括でタグ情報をshift-jisからUTF-8に変換するだけなので「一括編集」を選択します。
曲名の後ろに表示されるチェックボックスのうち、変換したい曲のチェックボックスにチェックを入れていきます。
チェックを入れ終わったら「編集曲の確認」ボタンを押しその後「編集」ボタンを押します。
こんな感じの情報を書き込みますよ、という確認画面が表示されるので「保存」を押した後に「OK」を押します。
順番に文字コードが変換されていきます。
完了確認画面が表示されるので「OK」を押します。
これで変換作業は完了です。
音楽プレーヤーに曲を再認識させる
変換後、neutronで曲情報を確認してみましたが、変換だけでは曲情報は更新されませんでした。
音楽プレーヤー側で曲情報を再読込させる必要があるみたいです。
neutronの場合は以下の手順で更新されました。
設定画面を呼び出し「メディアライブラリ」を開く。
「ソース」を開いて登録している音楽ソースを開きます。(リフレッシュでは更新されませんでした)
音楽ファイルを再度読み込ませるため「スキャン」を選択します。
登録している音楽ファイルが全部読み込まれます。
これできちんとアーティスト情報や曲情報が表示されるようになりました。
コメント
この貴重な情報をありがとうございます。
私も文字化けを我慢して使っていましたが、こちらの手順通りでバッチリ解消できました。大変ありがとうございました。
お役に立てて何よりです