BlackBerry KEY2を購入してこちらもペアリングし直しましたが、やはり未だに最高の部類に入るTWSだと思います。
通話とノイキャンと音楽鑑賞の3つが高いレベルでバランス取れており、どれに使うにしても問題ないレベルだと言えます。
これまで色々なワイヤレスヘッドセットを店頭で試し、購入もしましたが、JabraのElite 85tが最高と言っても差し支えないレベルだと思います。
85tの凄いところはノイズキャンセルと外音取り込みのバランス、それに高いレベルでの音質と通話品質を併せ持っているところです。
ノイズキャンセルはかなり優秀でANC(アクティブノイズキャンセル)をONにするとスッと周囲の雑音が消えます。
近くで鳴っているTVの音などもかなり遠くで聞こえるレベルになり、そこで音楽を流したらもう全く気になりません。
周囲の音が全て全く聞こえなくなるわけではありませんが、屋外で音楽に没頭できる環境と考えるとこれで十分すぎると思います。
75tのANCも音楽をかけてしまえば外音はさほど気にならないレベルだと思うのですが、85tのANCは桁が違いますね。
私が所持している最高峰のノイズキャンセルヘッドフォンWH-1000MX3には若干及ばないまでも匹敵するぐらいのノイズキャンセル力だと思います。
85tの外音取り込みは非常に優秀で、ONにすると周囲の音がかなり自然に耳に入ってきます。(若干デジタルな味付けはされた音ですが)
こちらもかなりデジタル風味が強い75tの外音取り込みとは大きく異なると言えそうです。
まぁそれでも音楽を止めないと会話をするのは難しいですが、例えばレジで買い物をするようなときに外音取り込みをONにして音楽を止めれば会話に困るようなことは一切ありません。
イヤージェル(一般にハイヤーチップなどと言われている耳に入れる部分)が楕円形なので人によって合う合わないがあると言われていますが、実際人の耳の穴って大半が楕円形なのでこの形状って耳に合う人のほうが多いと思うんですよね。
実際私も当初は耳の穴が痛くなると思っていたのですが、実は差し込み方が耳の穴にあっていなかっただけで、向きを変えたら全く痛くなくなりました。
耳が痛いと思う人はいちど自分の耳の穴を写真で撮って向きとかを確認してみたら良いかもしれませんね。
音質に関しては私の耳はそれほどシビアではないのですが、75tはドライバー(音を鳴らす部分)が6mmなのに対し85tが12mmと倍になっており、その分表現に余裕が出ている、と思いながら聴いたらそんな気もします。
ちなみにsonyのwf-1000mx3もドライバーのサイズは6mmです。
また音声通話の品質が良いのもjabraの大きな特徴と言えます。
音質が売りのヘッドセットでは音声通話はおまけ程度の扱いにしかなっておらず、せいぜいQualcomチップに標準で搭載されているcvc(クリアボイスキャプチャー)という機能しか搭載されていなかったりするんですよね。
しかしこの機能あくまで標準装備でおまけ程度にしか効かないので、音声通話の品質はほぼ改善されません。
cvc搭載!というのは何も工夫していませんと同義なので殆どのヘッドセットは外での音声通話用としてはほとんど使い物にならないと言えます。
その点jabraのヘッドセットはマイクにも様々な工夫が凝らされており、音声通話の品質も非常によく、例えば喋る側の近くを通る車の雑音や雑踏などはかなり低減してくれ、こちらの声をかなりクリアに相手に届けてくれます。
これは他の、特に音質が売りのヘッドセットには見られない特徴です。
ただし大阪駅のように人の話し声が多いところは周りの声を拾ってしまうケースもあるようですし、電波が飛びまくっている場所(万引き防止タグのゲートやbluetooth機器売り場)では時々瞬断が発生します。(こんなのどのヘッドセットでも無理ですが…)
いずれにせよ、少々お高いのは事実ですが、音質、ノイズキャンセル、外音取り込み、イコライザーによる音の変更、マイク性能、操作性などなど高いレベルで実現されている非常に良いヘッドセットだと思います。
防水機能を搭載したActiveの発売を待つという話をよく聞くのですが、半密閉型という特性上今以上の防水機能の実現は難しいのではないかと思います。
とりあえず欲しい時が買いどきなので、強くおすすめしたいですね。
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