chromebookを色々と物色していると新たな気付きを得ることがあります。
せっかくなのでそうやって気付いたことをメモしておきたいと思います。
今回はchromebookのストレージについてです。
eMMCとPCIeについて
最近のノートパソコンでは振動に弱いハードディスクの代わりにフラッシュメモリーを使用したストレージを搭載しているケースが多いようです。
chromebookも御多分に漏れずその傾向にあるようで、そのストレージとしてよく用いられるのがeMMCとSSDです。
この二つについて、どちらもフラッシュメモリーを利用しており違いをあまり意識していなかったのですが、今回調べてみると結構違いがあったのでメモしておきたいと思います。
省電力、低容量でちょっと早いのがeMMC
eMMCはembedded MultiMediaCardの略でフラッシュメモリーを基にしたストレージです。
読み書きの速度はHDDよりは高速でPCIeよりは低速。
基盤などに内蔵されるため基本的に交換や増設は不可能ですが、小型で消費電力が少ないことが売りです。
容量は最大で128GBまでなのでノートパソコンのストレージとして使うには少し心もとないです。
しかしながらローカルにあまりファイルを置かない設計思想のchromebookであれば十分なのかもしれません。
ちなみにASUSのDetachable CM3やGalaxy Chromebook 2がeMMC搭載です。
大容量高速なのがSSD
SSDとはSolid State Driveの略で、半導体メディアをハードディスクのように扱える記憶装置です。
最近のchromebookに搭載される場合はPCIe(Peripheral Component Interconnect-Express)という規格で接続されます。
SSDのメリットは高速である事、大容量である事が挙げられます。
また(保障などの問題はあるものの)交換などによって増設可能であることなども、人によってはメリットと言えるかもしれませんね。
さらに、SSDなので換装というのも可能だったりします。
私の手持ちの中ではASUSのFlip C436FAがPCIe接続のSSD搭載ですね。
速度に違いはそれほどあるのか
ストレージ領域にはOSも保存されているので、速度の違いはOSの挙動にも影響が出るという理屈なのですが…
Chromebook 2とFlip C436FAについてですが、eMMCとPCIeSSDにそれほど挙動の違いは感じませんね。
またeMMCよりPCIe接続のSSDの方が容量的に大きいものが多いわけですが、ローカルにファイルをなるべく保存しないという設計思想のOSなので、あまり大容量なものはあまり意味あるのかな?という気もしています。
大容量であることのメリットが出にくいようにも思うので、eMMCとPCIe SSDにあまり目くじら立てる必要もないかもしれないですね。
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