前回の投稿で、スクリーンショット、画像のみ、動画のみの3つのアルバムでメディア系のファイルを管理することができるようになりました。

今回はその続き、実際のバックアップ用のショートカットを作っていきたいと思います。
元々アルバムを分ける目的はスクリーンショット、画像ファイル、動画ファイルを分けてバックアップすることで、どこまでバックアップをとったか分かりやすくする事と、実際にバックアップファイルを利用する際に必要なファイルがすぐわかるようにする事でしたが…
今回のショートカットを作っているうちに、どこまでバックアップをとったかの管理はショートカットと別のアルバムを利用することで出来そうだなという感じになりました。
じゃあアルバムごとに分けて管理するのは意味がないのかというとそうでもなく、アルバムごとに分ける事でバックアップからファイルを戻す際に必要なファイルの見分けがとてもつきやすいんですよね、特に動画に関しては。
なのでアルバムごとの管理はこのまま続けることにしました。
それでは実際にバックアップを取るための手順を書いていきたいと思います。
ちなみに私は過去android端末で使っていたmicroSDがあるのでそちらにバックアップをとっています。
ただし、それなりの速さのmicroSDとカードリーダーならともかく、高速なものを購入するのであればSSDとかを買った方が速度が圧倒的に速いですし価格も安価に済むかもしれません。
バックアップ先のフォルダを作る
まずUSBカードリーダーにバックアップ用のmicroSDカードを挿し、iPhoneに挿して認識している事を確認します。

確認後microSDを開き、バックアップ用のフォルダを作ります。
私はiPhoneというフォルダを作った後その中にscreenshot、画像、動画の3フォルダを作成してそこにファイルを保存するようにしています。


バックアップ状況を管理するアルバムを作る
次にバックアップ状況を管理するアルバムを作ります。
これは何のために作るかというとバックアップ完了したメディアファイルをここに登録しておき、次回以降はこのアルバムとの差分をコピーしてバックアップを早く終わらせるためです。
「写真」を開き「アルバム」を選択、「作成」→「新規作成」を選択し、アルバム名を「バックアップ済」とします。




これでアルバムの作成は完了です。
バックアップ用のショートカットを作る
それでは実際にバックアップ用のショートカットを作ります。
ショートカットを開き「全てのショートカット」→「+」を選択して新規ショートカット作成画面を開きます。


「アクションを検索」に写真と入力し「写真を検索」を選択、「フィルタを追加」をタッチします。


アルバムが次と等しい、になっているのを確認して「選択」をタッチ、アルバム一覧が表示されるので「画像のみ」を選びます。


もう一度「フィルタを追加」を選び今度は「が次と等しい」をタッチ、メニューから「が次と等しくない」を選びます。


「選択」にタッチして先ほど作成した「バックアップ済」アルバムを指定します。

これで「画像のみ」アルバムに保存されている全画像のうち「バックアップ済」アルバムに保存されていない画像が選択された状態になります。
「アクションを検索」に写真と入力、「写真に保存」を選択して「最近の項目」を「バックアップ済」に変更。



再度「アクションを検索」に今度は「ファイル」と入力し「ファイルを保存」を選択。
「保存済みの写真メディアを保存」となっている事を確認し「保存先を訪ねる」が有効になっている事を確認。


作成した「保存済みの写真メディアを保存」を長押しし、フローティング状態にして「写真をバックアップ済に保存」の上に移動します。


これで「画像のみ」アルバムと「バックアップ済」アルバムの差分を取り、その結果をmicroSDに保存、保存が終わったらその差分を「バックアップ済」アルバムに登録するというショートカットができました。
microSDを挿してショートカットを実行するとこのように保存先の確認画面が表示され、任意のフォルダを選ぶとファイルのコピーが開始されます。


同じような手順でスクリーンショットと動画のバックアップも作成します。


これでバックアップもバッチリです。
ただしファイル数が多すぎるとエラーが出るので一度目は手動で、二度目以降もできるだけこまめにバックアップする事をお勧めします。
以下簡単な補足
『作成した「保存済みの写真メディアを保存」を長押しし、フローティング状態にして「写真をバックアップ済に保存」の上に移動します。』
これ一見無駄な手間に見えますが、実はショートカット内のアクションが前に作成したアクションに影響を受けることが関係しています。
ファイルを保存(今回は写真を検索した後に並んでいるので「写真を保存になっていますが)の後に写真を(アルバムに)保存を作成するとアクションが「保存済みのファイルを保存」に勝手に変更されます。
このアクションを実行するとmicroSDに保存した写真をアルバムに登録しようとするらしく、microSDに保存した写真を再度本体側にコピーする、という挙動で動画がどんどんダブっていきます。

じゃあ検索結果をアルバムに保存してからファイルに保存したらいいんじゃないかと言われそうですが、それはそれで万一ファイルコピーが失敗してもバックアップ済アルバムに登録されてしまうのが嫌なんですよね。
iPhoneでバックアップに必須のカードリーダー
あまり高価でなくそこそこ早いのはこちら
microSDはSANDISK辺りのが安心かと思います
256GBあればとりあえずしばらく安心かなと
高速を求めてmicroSDのUHS Ⅱの256GBとかを探してみるとどれも1万オーバーなのですが、それならSSDを検討してみるのもありかもしれません。
こちらだと500GBで12000円程度、MagSafeで背面に付き書き込み速度は段違いで早いです。