chromebookを使っていると、BlackBerry Boldとかを使っていたあの頃の懐かしい感覚が蘇る

#BlackBerryJP

最近ずっとchromebookを使っているのですが…

chromebookってgoogleIDを介してではありますが、スマホとデータを共有する部分が多いです。

KEY2と同じgoogleIDを使っているのでカレンダーの情報は共有。
メールも同じgoogleIDなので共有。
PhoneHubが来てKEY2に来た通知などをchromebookから見ることが出来るようになってきて、なんだろうこの少し懐かしい感じと思っていたのですが…

そう、chromebookってスマホと連携するようになって、あの端末を彷彿とさせるんですよね。

BlackBerry社がまだReserch In Motionだった頃に発売したタブレットPlaybookに!

PlaybookはかつてBlackBerryと連携することでセキュリティを担保したままカレンダーやメールの情報を共有する事を可能にした夢の端末でした。

QNXという堅牢性が売りのOSを搭載し、blackberryの画面が小さい、マルチメディア能力が弱いという欠点をサポートすべく考えられた相棒。

重要なデータは連携しているBlackBerryから引っ張ってくるだけなので端末側には残らず、単体でできることといえばWebを見たりアプリインストールして使ったりするだけという非常に斬新なコンセプトの端末だったのですが…

結局BlackBerryを持っていない面々から結構「俺らにも使わせろ」という突き上げが来たらしく、BlackBerryの中身も覗けるけど本体にもスケジュールとか溜め込んでおけるというちょっと便利なタブレットになってしまったんですよね。
個人的にはセキュリティを売りにするんだったら当初のコンセプトの通り、BlackBerryが無ければ重要な情報にアクセスできない、という方が良かったと思うんですけどね。

通信もchromebookはスマホ経由で接続しますが、playbookはblackberryのBIS回線経由でネットに接続していました。(そんなの想定してなかったdocomoにRIMJの人が呼び出されて「これどういうこと?」って問い詰められたらしい)

そう考えるとchromebookとKEY2は(セキュアな面は除いて)あの頃のplaybookとBlackBerryのような関係に近いと言えます。

いや、もっと便利になった、もしくはなるであろうと言えるかもしれませんが、その辺りは今後のアップデート次第かなという気もします。(まだchromebookはandroid端末のファイルなどには容易にアクセスできないので、その辺りがクリアされて欲しい)

実は狭いスマホの画面をノートパソコン的な何かの画面を使って広く表示するというコンセプトは過去に何度も実現されており、例えばPalm社が考案したFoleoは当時の人気機種Treoなどに繋げてその画面を表示して、キーボードなどを使って操作するという物でしたし、Redflyという端末はそのコンセプトを汎用的にして様々なスマホと連携できるように考えられた物でしたし、PlaybookはFoleoのタブレット版と言える存在でしたが、そのいずれも何故かユーザーに受け入れられず、会社ごとなくなったり事業の変換を迫られたりと散々な結果でした。

何が言いたいのかというと「スマホのデータを引っ張ってくる端末を作ると失敗するぞ」ではなく、個人的にはその用途は大好物なのですが、世間的にはあまりニーズがないのか失敗続きなので、Googleさんにうまいことアレをナニしてもらって今度こそ日の目を浴びて欲しいなと思います。

chromebookに関しては現状一部のマニアにとどまらず教育機関でも受け入れられているという話を聞きますが、このまま面白い方向に進化していってくれたらありがたいなと思います。

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