HP Chromebook x2 11を発売と同時に注文し、待たされた挙げ句に入手と同時にセール開始された筆者が、その後しばらく使ってみた感想などを書き留めておこうと思います。
毎日の持ち歩きに非常に便利
まず第一の感想ですが、毎日カバンに入れて持ち歩くのに非常に便利です。
私は日頃革のリュックを愛用しているのですが、キーボード込みで重量は1kg未満の重量なので、毎日持ち歩いてもほとんど気になりません。
といっても、本来は1.04kg程度の重量はあり、私の場合はキックスタンドを外してMOFTを貼っているから1kg未満なんですけどね。
MOFTは様々な商品を展開しており、もちろんタブレット用のMOFTもあるのですが、私は軽量化が目的なのであえてスマホ用を使っています。
スマホ用のMOFTを貼ると横置きしかできなくなるのですが、そもそも私タブレットを縦置きで使う事ってほぼないんですよ、漫画も横にして2画面表示ですし、twitterもtweetdeckで横展開が多いですし。
いずれにせよ1kg未満の重量で毎日持ち運べるので、使っても使わなくても気にならないんですよね。
なので会社に行く際にはいつもカバンに入れて持ち歩いています。
ほとんど使うことはないのですが、たまに職場の人が早く帰った時などにポチポチと使っています。
キーボードには若干不満ももう慣れた
キーボードは右端が詰まっているタイプで、エンターや右シフトキーがちっちゃい感じです。
時々押し間違えたりもしますがもう慣れました。
慣れたといっても慣れて押し間違えなくなったというわけではなく、押し間違えることになれたという感じです、というか一つのキーボードを使いこんでこれしかダメ!というのならともかく、職場のキーボードや持ち歩いている複数のchromebookや家のノートパソコンなど、様々なタイプのキーボードを使っているので、どれも完全にしっくりくるという感じのものではないんですよね。
確かに打鍵感はイマイチですし、多少なりともペコペコした感じはしますが、思ったほどたわんだりすることもなく、それなりに快適に使えています。
指紋認証は便利だけど…
最近のchromebookで地味に便利なのが指紋認証です。
画面ロック状態から指紋認証で一発でホーム画面が表示されます。
これは非常に便利なのですが…一定期間放置していると指紋認証だけではロック解除できず、PINやパスワードの入力が必要になるという謎仕様のおかげで便利さがかなりスポイルされているように感じます。
確かに指紋認証だけで全て済んでしまうと、いざというときにパスワードを忘れてしまったりするのですが、それでもこの頻度はないと思います。
まぁこの欠点はこの端末の欠点というよりはchromebookの欠点だと思います。
レスポンスはサクサクでAndroidアプリも問題なく動きますが無線周りの挙動が課題です
端末のレスポンスですが、なかなかサクサクで快適に使えています。
普通にwebを見たり文字入力したりという時に、もっさりして使えないということはほぼありません。
またAndroidアプリにしても問題なく使えており、またサポートしているアプリも通常のPentium端末よりも多いです。
例えばbox用のAndroidアプリなどはPentium端末では「サポートされていません」と言われて使えませんが、snapdragon 7c搭載の本機であれば利用可能です。
ただし無線周りの挙動が相変わらずイマイチです。
当初はサスペンドからの復帰後のLTEへの再接続がに時間がかかっていました。
最近はLTEへの再接続は結構早くなりましたが、WiFiへの再接続がなかなか復帰せずイマイチな感じです。
また、正直なところLTE搭載の恩恵をあまりうけてないです。
例えば何も持たずにこれだけ持ってという使い方をするならありがたいと思うのですが、私普段からスマホ二台持ちなので、ぶっちゃけそれならテザリングでもよかったかもなぁという感想。
また、バッテリーの持ちは悪くはありませんが特筆して良いわけではありません。
数日使わずに方しているとバッテリーは無くなってしまいます。
画面の視野角は文句なし、スピーカーはかなりいい
10インチ程度あれば動画を見たりするのに使ったりもするのですが、これがなかなかいい感じです。
画面の視野角は優秀で発色もなかなか良いですし、何よりスピーカーが前面左右についています。
横置きにした際に左右から音声が聞こえてくるのがとても快適ですね。
これまでに背面にスピーカーがついているモデルなどもそれなりに所有しており、まぁ動画や音楽はヘッドフォンで聴けば、などと自分をごまかしていた事もありましたが、動画視聴という点に関してはHP Chromebook x2 11は非常に優秀です。
本体自体は防水ではありませんが、防水ケースに入れて風呂に持ち込み、音楽を流しながら読書をしたりという使い方も可能です。
その際でも音楽が前面に出てくるのでケースで遮られる感じもなく、快適に利用できます。
microSDは割り切って使うしかない
microSDに関してはこれはもうOSの仕様として割り切って使うしかありません。
サスペンドするたびにご丁寧にマウントを外してくれるこの正気を疑う仕様は、それによってmicroSD内を覗いているAndroidアプリなどを含めて不具合を引き起こしてくれますが、バッテリーを持たせるための手段なのだと自分に言い聞かせて、その仕様に合わせた使い方をするか、いっそのこと割り切ってmicroSDスロットなどないものとして扱うかだと思います。
私は前者の使い方ですね、microSDに保存している楽曲を止めてそのままサスペンドすると、Androidの音楽再生アプリは不具合を起こすことが多いので、アプリを落としてからサスペンドさせるという前時代的な使い方をしています。
私みたいに音楽ファイルを大量に持ち歩きたい(風呂場で聴きたい)というような特殊な用途を持っていなければ、microSDをあきらめるというのもありだと思います。
どこにでも連れて行ってそれなりに快適な環境で文字入力が出来る普段使いマシン
しばらく使っていての感想ですが、まさに「どこにでも」連れて行って使う事が出来る普段使いマシンです。
電車移動であれば電車の中で10インチのタブレットとして動画や漫画を楽しめますし、移動中ちょっと喫茶店などに立ち寄ればそこでパカパカとblogを書いたりtwitterを見たりすることもできます。
喫茶店などの狭いテーブルで飲み物と並べておくのに、このサイズがギリギリなんですよね。
タブレットが欲しいときは他液晶部分だけを、ノートパソコンが欲しいときはキーボードもつけて、必要な時に必要な機能を利用できる。
その便利さをそれなりのレスポンスで実現してくれるこの端末は少しキーボードの打鍵感が物足りないだとか、膝の上で使えないとかそういった不満を補って余りあるものだと感じました。
コメント
ブログを拝見させて頂きました。
大変参考になりました。
私も購入しようと思いました。
ありがとうございます。
活用できることを祈っております